<   2008年 04月 ( 10 )   > この月の画像一覧

漫画を描く楽しみ

漫画を描いていて楽しいことといえばまっ先に多くの人は絵を描くことを思い浮かべるでしょう。

長年仕事をしていて漫画を描くことに飽きないのは、1つの作品が出来上がるまで
様々な作業が同居することにあるんじゃないかと最近思うようになりました。

まず、漫画の設計図であるネーム(絵コンテ)作業ですが、これは単純に考えるとお話を作るにあたって散らかっている数字を整理してまとめていく作業に近いような・・・
伝記漫画の場合、資料を読んで、この人物がどういった人なのかや、生育背景、どこがこの人のポイントになるのかなど、渾沌とした状態を整理して順序だてていく。
ただ整理するだけじゃなく、ストーリーとして一番効果的になるように計算して(数式をたてる作業)整理していく。
(普通の漫画だと精神面で違っていきます。もっとアドレナリンが出る)
もちろん読者が途中で飽きないように、そして理解できるように考えます。
この時の頭の状態は数式を解いているのと似ている気がします。
その上、ネームはストーリーを考えながらコマ割り、ページ配分、構図なども考えながらやるので、二重の頭脳労働なんです。

この作業が頭脳労働で疲れるのですが、ネームの後半になるにつけて作業が早くなっていくのは、まとめる作業が進んで計算するものが残り少なくなるから。

この<考える=数式を解く>っていうのは、何も漫画の構成だけじゃなくて、普段の何気ない仕事にも通じていると思います。
<数式を解く>っていうのは、複雑な数式をどんどんまとめて整理して答えを導く作業のことを指しますが、
主婦だったら決まった時間内にこなさなければいけない家事(答えの部分)の段取りを考えて(数式をたてる)、様々な家事を同時進行でこなして(計算)いきます。
ねっ、計算と似ているでしょう?

More
by mieru1 | 2008-04-29 23:46 | 漫画を描くこと | Trackback | Comments(4)

立体でとらえるようになったかな?ルーミス「やさしい人物画」

子供の頃馴染んだ記号的な漫画絵。
そのせいか、どうしても自分の描く絵が押し花のように平面的であった。
それなりに長い間漫画を描いてきたのに、自分が一向に上達していないと痛感したのが
かつてコミック○ンチに投稿した陸上漫画を描いた時だ。
青年誌用に、しかも短距離走者を描くには漫画的なデフォルメは似合わない。
そこでリアルな肉体を描かなくてはいけないのだが、甘く見ていた。
動きのある絵が得意だと思っていたのに、全然思うような絵が描けない。
その時初めて自分はそういう「基本的な」キチンとした絵が描けないと思い知った。
つまり今まで落書きちっくな漫画絵で誤魔化していたのだ。

ネームは自分の気持ちの入ったものになり、キャラクターもとても気に入った。
が、肝心要のスポーツマンの身体や走る絵が全然ダメ。
仕方ないので陸上雑誌を参考にしながら絵を描くのだが、自分の描きたい構図通りの写真がそうあるわけもなく。
「ひざの絵はこの写真から。上半身はこっち。」と、1つの身体を切り張りしているような感じに。 
さらにわからない時はJ・シェパード「やさしい美術解剖図ーー人物デッサンの基礎」から調べる・・・・・
この時、「本格的に人体デッサンの練習をしておけば、あらゆる角度、動きも自由自在に描けるのに。
そして1つの人物を描くのにこんなに時間がかかることはないのに。」

と、もっと真剣に人体を描く練習をしなければいけないことを痛感した。
基本さえ押さえれば、どんな身体も描く技術がつく。

そうして出会った本がルーミスの「やさしい人物画」だ。
b0013305_1543197.jpg

知らなかったのだが、かなり有名な本らしい。
大学時代、私はジャック・ハムの「人体のデッサン技法 」を持っていたのだが
自分の実力的に言って、まず最初にルーミスの本に出会いたかった。
ジャック・ハムの本は私にとって「木を見て森を見ず」という頭を作ってしまったからだ。

続きます
by mieru1 | 2008-04-28 16:43 | 漫画を描くこと | Trackback | Comments(4)

おしゃれなハンコ

今回、自分用の判子を作りました。
おしゃれはんこ
b0013305_23471829.jpg

b0013305_23474215.jpg

大阪万博で初めて見たときから気になっていたんですが、今回何故作ろうかと思ったのかというと
請求書を書くとき判子を押すのですが、今まで何の疑問も持たずに三文判を使っていたんですよ。
が、それではイケナイと初めて知ったからでした・・・・(大汗)
ええ、常識のない自由業者です。あ〜〜〜、恥ずかしい。

ワタシがヨメに行くときに父が実印、銀行印を作って持たせてくれましたが
やっぱり自分で作った判子も欲しいな、と思いまして今回こちらのネットショッピングで注文しました。
たくさん可愛い柄があって、どれを選ぼうか迷いましたが、初めて見て一番印象に残っていた金魚柄にしました。 
金魚も好きだし。
このアクリル素材の涼し気な感じもいいな〜〜。
こういった透明感のある素材って昔から大好きなんですよ。
ガラスとかアメジストとかビーズとか・・・・

早速捺印してみましたが、押し心地もイイ!!
b0013305_234810100.jpg

はぁ〜〜〜、ペッタンペッタン。
請求書も早速仕上げました。
う〜〜〜ん、楽しい。 もっと請求書書きたいぞ。

ーーーということでお仕事募集中。
by mieru1 | 2008-04-27 00:17 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

ホッと一息

毎度ながら「ちゃぐりん」の伝記漫画、脱稿しました。
今回は〆切りが微妙〜〜〜に延びたのですが、仕上がりはいつもと同じく
ギリギリでした。(ダメジャン)

これで身も心も軽く、ゴールデンウィークを迎えられそうです。

そうそう、アマゾンで注文した本も読まなくては。
b0013305_17243028.jpg


1「先生、そんな言い方しないでください!ーー子どもと向き合うための「30のルール」 
おーつるりーこ&はっぱ隊ジュニア(ユビキタ・スタジオ)

ワタシが「小4チャレンジ」でお世話になっていた おーつるさんの著書。
子供に向かって無自覚に使ってしまう「イケナイ」言葉集。
子供が大きくなってこの手の本には御無沙汰でしたが、改めて気を付けねば。(汗)

2「藤沢周平の本」(宝島社文庫)
藤沢周平、全65冊のガイドブック。 
どの順番で出版されたのか分からないのと頭の中を整理したかったので助かる。

3「あなたのいえ わたしのいえ」 (福音館書店)3、4共に かこさとし
幼稚園児の時、買ってもらった「月刊かがくのとも」。
未だに持っているんですが、さすがに黄ばんでバラバラになってしまったので。
この絵本は私にとって「学習漫画」のお手本みたいなもの。
家の成り立ちが必然的に解明されていく過程がとっても楽しい。
「わかるって楽しい。」という知的好奇心をくすぐります。
勉強の理想の形。

4「どろぼうがっこう」(偕成社)
低学年の子供にいつでも大受けの絵本。
この本は図書ボランティアで初めて読んだんですが、大人のワタシが大喜びした絵本です。
読書ボランティアでのワタシの十八番なのだが、学校図書からいつの間にか無くなってしまったため、自前で読みます。
石川五右衛門風の先生に、悪人面の「かわいいせいとたち」の愉快な授業。
いくつになっても記憶に残る、お話の面白さ。
こういうお話が描けたらなぁ・・・・

5 Rain       Joe Jackson
大学時代から聞き続けている Joe Jacksonの新譜。
「ココ・シャネル」の漫画の調べ物をしていた時、2日続けて違う本から Joe Jacksonのライブ(当時)のチラシが出て来ました・・・・
もしやと思い、ネットで調べると新譜が出たところ・・・
ーーーーこ、これが「すぴりちゅある」というものなのか・・・・

さてさて、久しぶりに自由時間を楽しむとします。
by mieru1 | 2008-04-24 18:12 | 近況報告 | Trackback | Comments(2)

ホント〜〜〜に近況報告

綿アメの作り過ぎで腱鞘炎が悪化してしまいました・・・・

ここ一週間は東京へ打ち合わせに出かけたり昨夜は役員の打ち上げ会で飲みに出かけ
今朝は最後の役員のお手伝いでポップコーン作りと屋外で綿アメ作りしました。
(最近調子に乗って飲むと翌日酔いが残るようになりました・・・
これにこりて一晩に飲む量は全種類を通して2杯までにしておこう。おきたいな・・・)
綿アメは無料なんだけど老若男女、全ての人が綿アメを受け取る時の顔がホンワカしていて
こちらまで幸せな気持ちになるのだった。
おばあちゃん達、可愛かったな〜〜〜。

しかしお手伝い地獄がこれで終わったかと思ったら今週ワタシの班の雑事の仕事が入り「お茶だし」に行ってきます・・・ウウウ これだから田舎って嫌いさ。

そうこうしているうちに、あれだけネームに準備期間があったというのに
また時間がなくなってしまった・・・・
ヒジョーにピンチである!

しかも先週から始まった弁当作り。
早くも息切れである!(いや、ちゃんと毎日早起きして作ってますよ)
去年一年間弁当作りがなかったので楽してきた分、辛いッス。
辺鄙な場所に大学がある兄貴の分もついでに作ってあげるのはいいんだけど
米がすぐに無くなります。
20キロが10日近くしかもたない。
しかし小麦粉が値上がりした今、米食で乗り切るのだ。

ということで今週も狂犬病の予防接種やら雑用がバラバラと入り
それなりに忙しくなりそうです。
by mieru1 | 2008-04-13 23:58 | 近況報告 | Trackback | Comments(4)

マウスくんストライキする

未だにMacのOSが9.2のままなんだが。
見られないブログやホームページが多くなってきた。
困ったのがYouTubeで、FlashPlayerをバージョンアップしないと見られないというのに
いざ更新ページに行くと文字化け・・・・
いいよ。もう見ないから。(つд`)

そして不思議なのが我がマウス。(Mac純正)
マウスが謎のウン○をしなくなったのはいいんだけど、ここ2年くらい
反応が悪くなってポインターを上下するのに何度もマウスを動かさなくてはいけなかった。
毎日使うものだけに、そのウザさは並み大抵ではない。

先日ホームセンターへ行ってなにげにマウスをチェックすると(普段からコンピューター関連の商品は見ない)
Win/Mac対応のマウスがあって、今のOSにも対応しているじゃないですか!
そんなものが存在するとは知らなかったので早速購入。
が、次なる問題が。

「今使っているマウスのドライバをアンインストールせよ」との支持。
ーーーん?あんいんすとーる? どうするの?
何とかネットで調べて(こんな初歩でつまずいて先が思いやられる)
ドライバをゴミ箱へ消去すればいいだけ。
じゃあそのマウスのドライバはどこよ?

ーーーー調べても見つかりましぇん・・・・・
どこへ逃げちゃったのよ?えーーーん。
ドライバが迷子です。

そうこうしているうちに何故かマウスの反応が通常に戻ったのであります!
何で? いつ自然治癒したの? 
ウン○したり勝手に治ったりと、なんと不気味なマウスか。

一体この2年間の不自由さは何だったんだ。
何が不満だったんだと強くマウスくんに聞きたい。

「毎日汗ばんだ手でいじられるのが不快なのでストしました。」とでも思っているのだろうか・・・?

何はともあれ良かった。
これでFlashPlayerが更新できれば言うことなしなんだが。
(OSを早く入れ替えろよというのは無しの方向で。だって怖いんだもん)
by mieru1 | 2008-04-10 00:49 | 雑記 | Trackback | Comments(11)

時間の合理化は疲れる

何でこんなに疲れているのだろうワタシ・・・
次男坊の入学式は珍しいことに午後から。
その後、出かけたついでにauショップに行ったり買い物したりと
たいした用をこなしたわけではないというのに。
(auの「家族割り」に入っている人は「誰でも割り」にも入ると月々の使用料金が
ものすごく安くなるんですよ。家族間の通話料金もタダですからね〜〜〜。行かなきゃ損ですよ〜〜〜。 ←つくづくタダに弱い人間)

今朝寝坊してしまって古紙を捨てる時間に間に合わなかったのも疲れた原因の一つ。
どしゃぶりの雨の中、クソ重い教科書類を入れた段ボール箱を車に積んで持って行ったら、ものの見事に回収した後で、またその重い荷物(今日のためにここ2日、ボロやら古本の整理をしていたので全部で10箱くらいある)をエイコラとズブ濡れになりながら物置きに運んだのでした。
普段座って労働している身には辛い・・・・

こういった「今日終わらせておくこと」が一つ持ち越された、というのも疲労感につながるのだ。 
ああ気持ちが悪い。

田舎に越してきたせいで、外出する時までにいろいろな用事をためておいて一度に終わらせるようにしてるんだけど(時間の合理化)、これやるといっぺんに頭も身体も疲れてしまう・・・
合理化のために一件につきかかる時間の計算、手順よく行く段取り、道順を考える。
そして一日の見通しをたててこのぐらいの疲労度だろう、とそこまで想像する。
(この時点で一日が終わったシュミレーションをして疲れた気になっている。
まるでアホ。)

元々一日のうちに何件か用事が重なるだけで精神的に苦しくなってしまうほう。
こんなことで気疲れしちゃうのはバカみたいだけどね。
(だから仕事で忙しい時にやれ学校行事だなんだと重なるのがイラつくほどダメなのだ)
「あれもこれも今日中に終わらせなくちゃ!」というのがものすごくプレッシャーになるんです。
秒刻みにスケジュールをこなしている人って凄いなぁと思います。
その分、上手くことが進まずに時間を無駄にしたと感じるとドッと疲れを感じます。
今日も用事を済ますことに捕われて入学式の写真を撮らなかったことに気付いて凹んでます。

なんか用時が終わってもカタルシスを感じないのも元気が出ない原因なんだよなーーー。
それはつまりカタルシスを感じないほどたいした用件じゃないってことなんですが。

はぁーーー、時間を気にせずに暮らしてみたいもんだ。
by mieru1 | 2008-04-08 22:01 | 近況報告 | Trackback | Comments(0)

GYAO NEXT無料キャンペーンその後

約束の一ヶ月も仕事が忙しくて電源を入れる機会すらほとんどなかった。
やっと時間ができてここ一週間で観たのは
「サバイビング ピカソ」「セブン イヤーズ イン チベット」の2本だけ。

無料期間を過ぎるとあらかじめ申告してあるクレジット番号から
3900円引き落とされてしまうので、キャンセルの電話を入れました。

するとお約束の解約理由を聞かれました。
「15000タイトルが自由に見れると謳っていましたが
見たいソフトがほとんどなかったので。」と答えると受け付け嬢が
「皆さんの解約理由がほとんどそれなんです。」と笑いながら答えるのだ。(ダメじゃん)
思わずワタシまで笑っちゃったよ。

ただ、GYAOではこのサービスに力を入れているようで
ソフトの入れ替えや、利用料金の値下げを検討しているとのこと。
私もこのサービスには期待しているので(好きな時間にいつでも観られる、つまみ食い的に映画を選べるところ等)つい「映画ソフトについてのリクエストもいいですか?」と言ってしまった。

私の希望はズバリ「名作映画をもっと入れてください。」
予想に反して「新作映画をもっと入れることが念頭にあったので意外でした。」と
言われてしまった・・・・・

まぁ確かにレンタルで人気があるのはそういった新しい話題作なんでしょう。
古い映画なんてわざわざ借りてまで観たいと思わないのかもしれないけど
意外と名作ものってタイトルは知っていても観ていない人も多いと思うし
「名作」と言われるのもは長い月日が経っても面白いから「名作」になるわけで
超合理主義な自分としては観たら「確実に面白かった」と思える映画が観たいんですよ。

でもそういうリクエストがないっていうのも自分の好みが少数派なのかなぁ...と不安になってしまう。

でもね、超合理主義と思っていた自分よりもず〜〜〜〜っと上手がいましたよ。
それはイチロー選手でした。

NHKの「プロフェッショナル」でチラ見していたんだけど
彼は自分が観て面白かったドラマなんかを繰り返して観るそうです。
確実に面白いとわかっているからだそうだ。
あまりリアルタイムな物にこだわっていそうになかった。

テレビを観ていて彼ほど無駄を省く生活をしている人はいないんじゃないか?
というか、もうちょっと無駄を楽しんでもいいのでは?とこのワタシがいらぬ心配をしてしまった。
イチローの合理主義が生活面でも徹底されているのが興味深かったです。

ーーー話がそれました。
で、GYAOネクストではとにかくソフトの充実と
さらに無料キャンペーン期間を2ヶ月延長することになったので
6月いっぱいまで借りてみてくださいとのことでした。

せっかく梱包してあとは集荷を待つだけだったのに・・・・
でもせっかく借りたのにほとんど利用していないので
タダに釣られてまた延長することにしました。

観たい映画がこれから出てくるか。
それが問題。
by mieru1 | 2008-04-06 00:52 | いろんな感想 | Trackback | Comments(0)

漫画家の子供時代と作品世界は繋がっている

昨日書いたことでフト思いついたことだけど・・・

最近の少年漫画がファンタジーやゲームの漫画みたいのばかりになった、
というのは現在の漫画家の子供時代の遊びと深く関わっているんじゃないか、ということ。

もちろんゲームやアニメが好きで漫画家になった人も世代的に多いと思います。
ただ、「身体を使った遊び」体験が私達の世代と比べて圧倒的に少なくなっているはず。
そういう人達に面白いスポーツ漫画や部活漫画を生き生きと描けるか?
多分無理だと思います。
どんなに上手にそういうシーンを描こうが、本人にその魅力や好きという気持ちがないと、どうしてもその気持ちが作品に表れてしまうからです。

そういうことでワタシより上の世代と今の若い漫画家世代とは
共通して体験してきた遊びは全く違うし、体験してきたものが違えば感じるものも変わってくる。
自分がゲームみたいな漫画に違和感を感じるように、若い世代の漫画家も昔の漫画に魅力を感じないかもしれない。
自分が面白いと思えない世界を描かないのは当然だ。

が、読者も皆、若手漫画家と同じ趣味をしているわけではない。
(若手漫画家の趣味はほとんどがゲームとアニメに感じる)

ただ、商業誌がアンケートを重視するがために、今のような片寄った読者層に向けた雑誌が出来てしまったのは皮肉。
読者の住み分けができたといえばそれまでだが、少年漫画はそれこそ子供から大人の読者まで楽しめるものだった。(当然読者数も多い)
自分がリアルタイムで読んでいた頃のジャンプは星野之宣や諸星大二郎が掲載されていて、それこそ大人読者も楽しめる「幅のある」雑誌だった。
(そういう私は「ドーベルマン刑事」とか「リングにかけろ」とか「東大一直線」とか「すすめ!パイレ−ツ」が好きでした・・・あっ、「味平」も。笑)

自分は子供すぎてこの2人の作品は好きではなかったが、そういう子供でも「ああ、こういう漫画もあるんだな。」と違う漫画を「知る機会」は与えられた。
それが読者を育てることに繋がるんじゃなかろうか?

しかも今のジャンプは「一見さんおことわり」のニオイがプンプンして
とても新規参入できる漫画はない。(どんな話なのかわからないので)
しかも排他的な感じさえする。
まるで仲良しグループが楽し気に騒いでいるのを見せつけられている気分。
これじゃ売上が伸びるわけがない。

売上を伸ばすためには幅広い読者が楽しめる漫画を半分くらいは載せないと。
スーパーヒーローばかりじゃなくて読者に近いような主人公だって必要だ。
(「プレイボール」の谷口くんみたいな)
でもこういう地味な漫画って、アンケートの票がとれないから今では企画の段階で撥ねられてしまいそう。
今は企画段階からメディアミックスやら、副産物で漫画以外に儲けなければいけないことになっているし。
漫画作品が投資の目的みたいになっては、面白くなりようがないと思うのですが・・・・

まぁ、とにかく編集者も若い世代になってそういう感覚(データだけが面白さの全てではない)が失われているでしょうから
こんなことを書いても「年寄りが何を言っているのか。」と思うだけでしょう。

ですが漫画が元気だった時代を知っている者には今の漫画(ジャンプ)を見ると悲しくなってしまうのでした。(余計なお世話か)
by mieru1 | 2008-04-04 00:08 | 漫画を描くこと | Trackback | Comments(7)

(自分にとっての)少年漫画 イズ デッド

先日息子が週刊少年ジャンプを拾ってきて、久しぶりに読んだ。
読んだと言ってもパラパラとめくって読もうかと思った漫画が「こち亀」以外なかったので読んだともいえないのだが。

しかし、今の漫画の書き込みぶりはすごいですね。
毎週これだけのものを描く労力を思うと御苦労さん、と思う反面
これだけのものを描いて読みたい漫画がないのってどうだかな−ーー、と思う。

大学生の息子がいうにはジャンプ、マガジン、サンデーの3誌の中で一応読めるのがジャンプだけど、それも削除して残った結果で「これが一番面白い!」と言えるものではないらしい・・・
(そんな「通」な漫画読者の息子が好きな漫画家が、ますむらひろしと小林源文っていうのも何ですが・・・・・なにこの不思議な組み合わせ)

先日BSでやっていた石ノ森特集で「ジュン」の原稿が出ていたんですが
自然物の上手さにびっくりしました。
(すいません、石ノ森作品って「原始少年リュウ」しか読んでないんです)
あれは何かを模写したんじゃなくて、自分の頭の中にある映像を表現したものだと思われます。
この作品自体、抽象的なイメージが出て来るようですが、
その自分のイメージをピタリと表現できる力は羨ましいです。

「手塚治虫 原稿の秘密」という本をパラパラめくっていて思ったのが
自分はこの時代の漫画の画面がとことん好きなんだということでした。
(もちろんお話も)

トーンは本当に必要最低限に使い、墨と白のコントラストが自分にとって実に心地よかった(快感に近いかも)。
その肝になるのがペンタッチ。
劇画のように背景全てをペン一つで表現するところが見ていて気持ちいいし、憧れた。
(手塚漫画も細かい点と線のメリハリで表現している)
子供漫画は単純な線でデフォルメが効いていて、子供の頃、似顔絵を描いてみたくなった。

70年代前後の少年漫画が好きだったのと、コントラストのメリハリがついた画面が好きなのもあって
自分の描く漫画は「線が太い」んだな、と改めて気付いた。

そしてふと思ったのが「今、自分が子供でジャンプを読んでいたら、きっと漫画家になりたいって思わなかっただろうな。」ということでした。
それだけ今風の「リアルに」書き込んだ漫画の画面に「魅力」を感じないのです。
だいたい複雑すぎて似顔絵を描いてみたい気になりそうにないし。
もちろんお話にも入っていけそうにないし。
何かゲームの世界みたいな漫画ばかりで現実の子供の世界と地続きな漫画がなさすぎる。
スポーツ漫画もほとんどないし。

以下、回顧趣味が続きます
by mieru1 | 2008-04-02 22:23 | 漫画を描くこと | Trackback | Comments(0)