(ペンの)線が細くならないひみつは?

やっと終わりました。仕事。
周回遅れでなんとかゴールしました。(夕方6時)
集中力のたがが外れると人はこんなに脆いのか。
そしてそのたがを締めるのはやはり「締め切り」。
今日は朝から集中して取り組めました。

さて、夕飯を作る(といっても簡単な鍋物ですが)時からドッと疲れが出て
まるで肉体労働でもしたかのよう。
ホンッと〜〜に疲れました。 この一ヶ月。
で、夕飯時に麦とホップ(500ミリリットル)を旦那と半分ずつ分けて飲みましたが
最近飲んでいないせいか、疲れのせいか、酔いがまわって眠くなってしまいました。

食後に休憩して、予想に反して読書でもネットでもなく、ペン入れの練習をしていました。

恥ずかしながら、ワタシ、漫画を描いて長いのに、未だに細い線が引けないんです。
細い線が引けないのでいつまでも画面が垢抜けません。
練習しても一向に変わらず、「こんなに長い間描いているのに上達しないのは、ある種の才能なのだろうか?」(;´д`)トホホ…と悲しい気持ちになるのですが、こんなに変化しないのは、呼吸のように自分にとって当たり前すぎて気がつかない癖みたいなものがあるのかも?と考えてみたんです。

線が細くならないのは力が入りすぎているから?
ペン先の交換が遅いから?
ペン軸の相性?
インクのせい?
紙に手の湿り気が伝わって線が太くなる?
ペングリップがついているので力が入りすぎる?
ペン先にゴミがついている?

もしかしてトレース台に乗せてある「デスクマット」のせいか?

この透明デスクマット、もう10年以上交換せずに使っていますが、何故乗せるようになったのかというと、冬の間トレース台のガラス面が冷たいのがイヤなのと、手塚先生の「柔らかいタッチを出すには下に朝日グラフなどの下敷きを敷くといい。」というお言葉があったからです。

「もしかするとマットがクッションになって微妙な力が反映されないのかもしれない。」と思い当たり早速外してみました。

年期の入ったトレース台から引っ越した時に感じる部屋と同じ塗料の匂いがします。
ガラス面も新品同様です。(一度割れて交換しました)

早速ペン入れ開始。
おお、軽くペン入れしているのにガラス面から反発する力が伝わってくるのがわかります。

描けるじゃん!細い線がっ!!

苦節ウン10年の劣等感は何だったんだ!!
この発見は以前「ワタシのインク壷、糸くずが発生してるんです」と同じ目からウロコですよ!

ーーーというわけで、嬉しくなってペン入れしまくっていたのでした。

だからといって自分の絵がすばらしく上達する訳ではないんでしょうが、長年の謎が解決されて本当に今までの苦労?はなんだったのかと・・・・
これからは教科書をかたくなに信じて守り通すのは止めて、自分の頭で考えなくては、と切に思いました。
by mieru1 | 2008-12-02 00:56 | 漫画を描くこと | Comments(2)
Commented by マリン★″ at 2008-12-06 19:03 x
みえるさん ご無沙汰しております。

自分は趣味でイラストや漫画(へっぽこ) を描いていたころ、みえるさんとは逆に細い線しか引けずに なんでじゃ? とおもっていました。
後輩は太くて躍動感のあるペン入れした作品を仕上げてくるのに。

下地だったんですね~。
そういわれれば、ボールペンで字を書くときも
下敷きが硬いか柔らかいかで 線の太さ微妙に変りますね。

あ~、ピグマの極細から太まで別に揃える必要なかったのね。
Commented by mieru1 at 2008-12-07 11:37
> マリン★″さん
ご無沙汰しておりま〜〜す。
マリン★″さんもやっぱり趣味の人ですね。漫画も描いていたんですね。
そういえばフィギュア集めもしてましたっけ。
でも金魚と釣りはずっと変わらない趣味ですね。

暇になったら読書にネットに・・・と思っていたんですが、今回の発見のせいで毎日ペン入れの練習にいそしんでいます。(笑)
仕事以外にこんなにペン入れしてるのなんて本当に久しぶりです。
昔からイメージ通りのペン入れが出来たためしがないので、早く上達したいなぁ。と。

そういえば今はペン入れに必ずペン先を使う、とこだわる人もいないみたいで、それこそミリペンだけで描いていたりと様々ですよ。
「バキ」の先生も全てミリペンなんで驚きましたが。(確かに何度も線をなぞって描いている)
格闘技漫画=G ペン、筆というイメージだったので本当に意外でした。
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