硬派な女

実家から持ち帰った荷物にあった高校三年生の時受賞した小学館の新人賞の記念写真を次男坊に見せました。

無愛想な息子いわく
「お母さんも人のこと言えないくらい愛想ないじゃん。」

な、なにーーーーっ!?
これでも恥ずかしげに笑っているんだぞ?
ほら、口角がちょっとだけ上がっているじゃないか!

どうやら息子にはワタシの口角がちょこっと上がっているのがわからないらしい。
そういえば高校受験のときに中学でやった面接の予行練習でも先生の評価は「ぶっきらぼう」であった!
我ながら真面目に受け答えできたと満足してたのに他人の目に通すとそのような評価になるんですね。

何故そんな愛想もない娘だったのか・・・・?
思い起こせば幼少時より少年漫画を愛読し、仮面ライダーやウルトラマン等のヒーローに親しんだワタシは
「こういう人になりたい」と憧れる人間像が昔から男であった。
男っぽい性格なのでフェミニンなものは自分に似合わないと自覚していたので益々憧れる女性像というものがなかった。

だからといって自分が男になりきれる訳でもなく、というかあまり男女の差を意識することなく
人間性そのものに憧れる節があった。
そこで自分がその頃憧れていたであろう人間像というのが
「硬派な人」。

自分の意志があって、夢や信念のために辛い事にも耐えて前に進んで行く強い意志と忍耐力。
自分にも他人にも厳しい人間。(本当に大切に思う故の厳しさ)
潔さ。
弱きを助け、強きをくじく人。

ーーーーーーーこんなところか。

大学時代、女友達から「男気のある女だ。」と言われたときは嬉しかったが、それはそういうことだったのか。

そしてワタシが数ある漫画の中でシンパシーを受けた女性キャラクターがこのお方
b0013305_21315620.jpg

「激!極虎一家」の枢斬暗屯子姐さんである!!ド━(゚Д゚)━ ン !!!

何故ヒゲがあるのか謎ですが、見た目はアレだけど実は純情で一途なところとか、筋が通っているところとか
泣き言を言わずに潔いところ等、共感するところが多かったのです。

そしてもう一人、共感する女性キャラがいました。
それは梶原一騎原作「柔道讃歌」の主人公の母・巴輝子。
こちらはもろ「女・星一徹」なので母となった今ではこちらのほうがしっくりしますね。


ーーーー
ああ、そんな母から生まれた息子が本日、高校の行事でする仮装大会に
女装するための衣装を買って来ました・・・・orz

先日「ねぇ、自演乙☆って格闘家って強いの?なんなのあれ?」と話していたところだったのに
まさか息子が自演乙☆になってしまうとは・・・・・(;´д`)トホホ…
(一応衣装はチャイナドレスだそうです。よかったアニメコスプレでなくって・・・・・ってそんなんで安心すな!自分)

息子二人とも男子校ですがホント不思議なのが男子校生に限って?女装をしたがりますね。
長男の母校はその昔、蛮カラで文武両道と謳われていたというのに文化祭ではバカの一つ覚えかというくらい女装をする子のオンパレードでした。
本人達はギャグのつもりなのかもしれませんが、女装願望率の高さに驚きます。(やっぱりメス化が進んでる?)
硬派なのは応援団くらい。
その応援団も今年は保護者(お母様)から「息子の声が枯れたから 校歌応援歌の練習はさせないで!」の苦情が入り
いきなり廃部の危機に立たされているとか・・・・
(あの〜〜〜。男子校ってそんなもんじゃないの?何故共学に進学させなかったの?)

ああっ、硬派な男の子は今何処に!! (もしかしてファン太郎????)
硬派なお母さんは悲しいっ!
by mieru1 | 2009-05-09 22:15 | 雑記 | Trackback | Comments(10)
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Commented by mick at 2009-05-10 19:41 x
なーんか私の事じゃん?ぶっきらぼー&とーとつでーす。
子供の頃から愛想無し、声と態度でかく、普通の真面目な顔をしているだけなのに怒ってる?と聞かれるし。
長じてはおっさんたちにも怖いと言われたり。
ははは。微笑みなんて我が人生には無いのだっ。
ただで愛嬌なんかふりまけるかっ

し、しかしこのお方は一体?
すげー存在感です。
あたしゃゴリラーマンに瓜二つの姉(?三つ編みセーラー服)をリスペクトしているんですがね♪

草食系男子に肉食系女子。そこそこバランスは良さそうだが繁殖はどーなるのだろーか?
Commented by 孝姐 at 2009-05-11 12:26 x
みえるさん こんにちは
『柔道賛歌』はアニメで見ました。が、が、私は小学生でしたが、非常に違和感がありました。
巴輝子って後に昔打ち負かした相手の子供(うろ覚え)に土下座してあやまったシーンがあったと思います。
その時の台詞が巴輝子:「女なのにでしゃばって」で、相手:「女風情が」だったので、何故だろう?勝負を受けた時点で性差は越えていたんではないの?何より巴輝子自身から女を卑下する言葉が出たのが、私には悲しかったですね。
当時夢中になっていたのが戸川幸夫の動物小説で、狼の世界では雄から雌に戦いを挑むことは決してないし、鷹匠の理想の鷹は雌だったりしてたのでその影響かもしれません。
確かサンデーかマガジンで連載されてた「ローマの騎士」という漫画で、暴君ネロに捕虜となった敵国のお姫様と戦うように命じられた主人公が、お姫様のために屈辱的なその戦いを受け入れるのですが、その人は本当に男らしいなと今でも思います。
Commented by 孝姐 at 2009-05-11 12:33 x
連続投稿すみません。
今調べたら、ふくしま政美先生の「ローマの星」という漫画で少年チャンピオン連載でした。原作は梶原一騎でした。
なんたる皮肉...。
Commented by mieru1 at 2009-05-11 13:25
>mickさん

とーとつとは?
思い立ったら吉日、というやつですか?ワタシはとーとつではないですなぁ。(笑)

>>普通の真面目な顔をしているだけなのに怒ってる?と聞かれるし。

そうそう!それある!(爆)なんか不機嫌に見えるらしいです。失礼な。
以前は気にしていなかったんですが、若い頃の写真を見て写真はいつまでも残るものなので、こんな顔して写っているのは不味いな〜〜、と反省。これでも笑顔を意識するようになりました。

枢斬暗屯子、当時話題になったんですよ。(笑)
こういう使い方はいけないんだけど、似顔絵よりも本物をアップしたほうがより印象的でいいかと思いアップしてしまいましたが、迫力を感じていただけて良かったです。
そうそう、この暗屯子さんはもろ、肉食系でしたね。
政くんとその後どうなったんだっけな????

ゴリラーマンの姉。ゴリラーマンよりも強そうな姉ちゃんですよね?
あの兄弟はテレパシーで意思疎通しているんですかね?(笑)
Commented by mieru1 at 2009-05-11 13:46
>孝姐さん

お久しぶりです。
「ローマの星」は「巨人の星」をそのままパンクラチオン版にスライドさせたような漫画でしたね。

ワタシの考える男らしさの原点って間違いなく梶原一騎にあります。(笑)
「柔道賛歌」は3年前くらいに一度読んだきりですが、確か輝子の対戦相手の男の人は女に負けた屈辱から自殺しちゃうんじゃなかったっけな?
で、その弟と息子・突進太がライバル(主人公の壁)になり、輝子さんと弟も恋愛感情を感じて結婚まで考えるようになるという。
(弟は突進太の学校の先生として赴任してくる)

輝子が自分を卑下するのも、死の原因を作ってしまった自分を戒めての言葉だったんじゃないかと思います。

戸川幸夫、ワタシも小学生時代、片っ端から読んだんですが、「爪王」「牙王」以外は印象に残っていません・・・・・
今は小学生に読まれていないようです。
動物ものが子供に読まれないのは悲しいです。(それだけ子供達にとって自然が身近ではなく魅力的でなくなったのかもしれません。)
Commented by 孝姐 at 2009-05-11 14:19 x
みえるさん
私はどうも子供心に、自責の念に駆られて出た言葉でも「女のくせに」を持ち出した輝子には失望してしまったのです。女とは、生きるのに将来どれだけ制約があるんだろうと。
ただ、現実としては輝子さんも、弟もそんな風に言い合っちゃうよねえ、と歳をとった今なら流せますが。性差を乗り越えて真っ向勝負するより、適当に相手をたててやりすごす方が結局は勝ち、と。

動物ものを読むと人間社会での雄雌の違いに愕然とするので、子供は読んだ方がいいと思います。おしゃれなのは雄。働くのは雌。年中発情はしていない。など。あれ、でも今ってそんなものかもしれません。腹黒くてしたたかな植物世界の方が人間社会を比喩するのにあっているのかもしれません。
Commented by mieru1 at 2009-05-11 17:07
>孝姐さん

一騎先生は古いタイプの人間なので、女は一歩下がってというのが理想だったのでしょう。対等よりも男を立てて自らは控えるという。

>>性差を乗り越えて真っ向勝負するより、適当に相手をたててやりすごす方が結局は勝ち、と。

現実としてはいくら正しくても相手と喧嘩してしまっては現状は進んでいかないから妥協したり我慢したり折り合いをつけるのが必要になってきますよね。

>>女とは、生きるのに将来どれだけ制約があるんだろうと。

以前女性問題を扱っている女性が「次に生まれるときは男の方がいいですね。やっぱり日本では男の方が生き易いです。」と言ったのはちょっとショックでしたね。
男より女の方が絶対にいい!とは言い切れないけど同性としてやっぱりか・・と失望した瞬間でした。

動物ものの需要は確実にあるんですが、今は「動物」というと野生動物ではなく「ペット」ものにシフトしてしまっている気がします。
自然界を通して自然の摂理や環境問題について考える基にもなってとても大事なことだと思うんですけどね・・・
Commented by 孝姐 at 2009-05-11 17:53 x
みえるさん すみません、もう少し食らいついてもいいですか?

私は決して巴輝子を否定してるのではなく、柔道を極めようと思ったなら男に対決を挑む気持ちは理解できます。
アニメしか見ていないから、アニメが原作通りなのかはわかりません。
ひょっとしたら、お兄さんが自殺してしまったのは、女に負けたからではなく、相手が女だったためにリベンジができなかった。売られた喧嘩は買えたけれど、男の自分は輝子に対して再試合は望めない、そのジレンマで自殺に至ったのかな、と。
そして輝子は、頂点に立ったと同時に下から挑戦されて強者を生み出してゆく構図。それをなし崩しにしたことに気がつかずに勝利に酔っていた過去を悔いていたのかもしれません。
野生動物でしたら雄は絶対に雌に戦いを挑みませんから。
やっぱり男と女は、どう考えても戦う相手にはならないです。
などと考えておりました。

私も作家としての梶原先生が大好きです。きっと私生活では女性にやさしいのではないかと思ってましたが、銀座ホステス事件の時はびっくりしました。もちろん真相は誰にもわかりませんが。

ただの漫画好き、キャラ考察好きにおつきあい下さり、ありがとうございました。
Commented by mieru1 at 2009-05-13 12:01
>孝姐さん

憶測で語るのも何なので再読してみました。
事の成り行きは、女柔道で最強になった輝子が自身の実力を試すため男子柔道家を挑発して勝つのですが、その根底には柔道がスポーツ化し、「柔よく剛を制す」を忘れ体力まかせの男子柔道になってしまったことへの抗議でもありました。(男に挑戦したというタブーのために輝子は柔道界を追放され、相手はどこへ行くにも「女に負けた男」と笑われ自滅していきます)
そして柔道に関心のなかった弟が輝子への復讐心のみで柔道を始め強くなりますが、「女をブン投げることに執念を燃やすことにバカらしくなって」柔道を捨てるのですが、偶然赴任先に敵の息子が現れる。
 ここがこの漫画のギミックになっていて、倒すべき相手が女から「その息子」へと変わります。

漫画では土下座のシーンで利鎌先生は「女だてらに男に挑戦する必要があったのか?」と問い、輝子は「若気の至りで己の目標に突っ走り相手の立場をかえりみなかった。」ことを詫びていました。
Commented by mieru1 at 2009-05-13 12:24
>続き
「女の生きにくさ」ばかり考えてしまいましたが、この成り行きだと男は男で女に負けたことに対して死に至るくらいの恥を背負わなければならなかったということでしょうか。
梶原一騎の作品は運命論がアイデアの軸にあるので、この作品では男女の対立という変形版なんでしょうね。(男の友情ではなく愛情に変化できるし)

後期の青年誌での一騎先生は自身の生活も荒れてしまったようです。
少年誌では「子供達に理想の男像」を謳っていたのに、自分の荒れた生活にシンクロするような作品が多くなりました。華やかな芸能界でもてはやされたり、本当は小説家として大成したかったのに、いくら原作者として有名になっても所詮「漫画の」原作者として低い扱いを受けたりと色々な思いがあったのでしょう。
それでも青年誌では「男の駄目な部分」(間違いなく作者自身)を恥ずかしげもなく描いていったのは作家根性でしょうか。

創作家として尊敬できる部分はあるけれど人としてはどうなんだろ?というのがワタシの気持ちですが、それらを含めて好きな作家ではあります。
(なんたって色々影響受けましたから)
病後はすっかり落ち着いて好々爺然としてきたのに、短い生涯で残念でした。
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