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学習漫画の絵柄について

私は近代文学や古典を4ページで紹介する漫画の仕事をしていますが、
最近、自分で「何故私はわざと地味なキャラクターデザインを選んで描いているのだろう?」と色々と考えていて思い当たった点を書いてみます。

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まずは読書ボランティアをしていた時読んだ「話すことーよい語り」(松岡享子/東京子ども図書館)でも語られていたと思うのですが、こちらの経験者のブログから引用します。

「読み聞かせボランティアに行ってきました。」

>>大事なのは、読み聞かせで一番大事なのは何か?ということ。

声色を使って面白く演じて読んであげること、それは子どもたちにとって楽しいかもしれないけど、その印象が強すぎると絵本そのものの印象が薄まってしまうかもしれない。だから、絵本の世界を大事にするためにはなるべく読み手の印象を強めてはならない、というのが、なるべく淡々と、という指導の意図のようです。

なるほど。

読み手が派手に演じてしまうと、その後その本を読み返すときもそのイメージがついてきてしまうかもしれない、それは確かによろしくない。 (引用終わり)


この後にも筆者さんは、本の通りに読むのではなく、教室全体にどう聴いてもらうか、笑わすのかしんみり聴かせるのか年齢に合わせてフレキシブルに対応するのが良いのでは?と書いています。

この部分(絵本の読み方)今回私が学習漫画に対する絵柄に共通する部分だと思ったのです。

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by mieru1 | 2014-06-08 15:13 | 仕事 | Trackback | Comments(0)

ネーム推敲

ぐわわ〜〜〜ん。(涙)
またしても締め切りまでの時間が足りなくなってしまった。
何故かというと、今月のネームの出来が良くないからだ。

赤入れ(テキストの修正)して返ってきたネームを見る勇気が湧かず、かつ背中のコリもひどく(コリが溜まるとやる気が出てこないんです)
思い切ってマッサージに出かけたついでに入ったガソリンスタンドで予想外の時間を食ってしまったのだ。
(オイル交換とエレメント交換を忘れていたのでエンジン内の洗浄という余計な時間と予算がかかってしまったのだ。)

とにかくテンションが下がる原因を取り除いて、やる気の出ない言い訳はできなくなったしタイムリミットも近づいてきたしでついにネームを見直す作業に入り、先ほど終えました。
正直、自信のないネームや作品を見るのって辛い作業なんです・・・・。
作画時間、あと四日間。デッドラインです・・・

伝記漫画は取り上げる人物によってテンションも出来も違ってくると最近とみに思います。
女性は特にテンションが下がります・・・・
シャネルとか荻野吟子みたいな人は描いていて燃えるのですがあんな人、男でもそういない・・・

人物に感情移入できないとネームの出来も悪くなり、テンションが下がり・・という悪循環に入ってしまいます。

でもこのまま納得できないネームで描くと絶対途中で自己嫌悪になるのが目に見えているので
時間の許す限り手を入れます。
不出来な作品を発表したくない、という恐れです。
こちらがどんな事情で描いていようが読者には関係のない話です。
読者には作品が全て。言い訳は誌面でできないのです。
たとえ言い訳を読者が知ったとしても、「だから何?そんなの知ったこっちゃない。あんたプロなんでしょ?」で終わりです。
だから全責任は自分にある。
監修者がいるとはいえ、話の内容をチェックするだけなので話の構成から全ての責任は餅屋である漫画家の責任。そこに緊張感が生まれる訳です。

自分でイマイチと感じて推敲しているのだから第一稿よりは良くなっているはず、というところでひとまず安心して発進できるのです。
とりあえず第一稿よりはマシ。

発表前からこんなことを書いちゃうのは不謹慎なんですが、今そう思っているのは嘘ではないので。
あとは絵を頑張る。
やる。やるのだ。
by mieru1 | 2012-01-26 01:05 | 仕事 | Trackback | Comments(2)

小島剛夕 「料理人 ーつくりにんー」  を読んで

読みました!
全4巻ですが、少しもダレることなく一気に最後まで。
ストーリーは江戸時代。十年に一度の「包丁式」に初めて関東(江戸)から選ばれた料理人(主人公の父)が
幼なじみでライバルの料理人の策略に嵌められて失敗し、料理人としての責任を感じて自殺してしまう。
この悪役は母親、父の弟子まで殺すことになり、真犯人を知った娘は料理対決で親の復讐を果たそうと決心するもの。

すんごく面白かったのですが、打ち切りにあってしまったのか、あと2巻あったらとても完成度の高い作品になっていたのでもったいない!の一言でした・・・
(以下、軽くネタバレアリ)



まず、やっと探し当てた師匠の元でする修行に一巻。最後の仇を討つ件に一巻。
これで完璧。
残念なのは、ずっと「親の仇は料理対決で」と心に誓ってブレずに話が進んで来たのに
突然打ち切りが決まったのか風呂敷を畳むため、無理矢理、仇と同じ策略を主人公もするところ・・・
故に料理の腕比べというのは無しに。
それだから最後の対決で使うはずだった包丁を頼んである刀鍛冶のおじさんの所にも行けないで終わってしまった・・・・・
3巻を読んだ時点で「これ、本当にあと1巻で終わるの?」と思わず旦那に聞いたらこんな結末になるとは・・・




ストーリーの面白さの肝になるのはやはり主人公が「女」だという壁でしょう。
敵と対決するにも料理の腕を上げて対等にならなければいけないし、かといって女料理人なんて許される時代ではない。孤立無援。
しかもどんな酷い目に遭っても決して心が荒む事無く、目的のために精進していく主人公の清々しさ。

それにしても、料理人が主人公ということで、職人が題材のせいか、所々で小島先生の仕事に対する姿勢みたいな言葉が出てきます。
その言葉に重みがあり、昨今の「かっこいい決め台詞」が出てくる若者漫画とは違う、大人の漫画です。


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それにしてももったいない!と悔しく思います。
そして、人気次第で長くも短くもなる漫画連載。
最初から「このページ数・巻数で完結」というくくりがあったら、もっと作品の質が上がるのでは?とも思いました。(テレビの大河ドラマや朝ドラのように)
長さのワクが決まっていれば、だいたいこの話数までに事件があって、キャラを出して、話が進んで・・・とストーリーも創りやすくなると思うんですよ。

「人気次第でゴール(最終回)がどこになるかわからない。」
作品の完成度を考えるとこれほど怖いものはありません。
それは毎月12ページで伝記漫画を描く仕事をしているから特にそう思うのかもしれません。
最初から全○話で終わる、とわかっていれば途中から読む新規の読者も、最初から読んでいる読者も最後までつき合ってくれるのでは・・・?なんて思ったり。
それにはやはり、面白いストーリー漫画を決まった話数で描ける力のある漫画家を選ぶ、編集者の目も問われるはずです。企画ものだっていい。
そして人気があれば新シリーズとして数話完結の約束で始める。
そのくらいの長さでやった方が漫画家のモチベーションも保てると思うんですよ。
いくら人気があっても十年もやっていたら飽きちゃうだろうし、ネタも切れちゃうだろうし、何より作家本人が歳とってしまうので、雑誌の読者層とズレて来てしまうでしょう・・・

最近の読者が「ダラダラといつまでも続く漫画に辟易としている」様子から、試験的にそういう連載漫画があってもいいんじゃないか?と思ったり。
それに短い巻数なら興味を持った新規の読者も遡って買ってみようか、という購買意欲にも繋がってくるんじゃないかと思ったり。
(ワタシとしては新規で全巻買うとしたら10巻前後が限度かな・・と。)
価値観は人それぞれですが、やっぱり娯楽である漫画は読み終わって「ああ、面白かった!」「感動した!」っていう満足感が得たいのだと思います。
期待して映画館に足を運ぶのと同じです。
お話が完結するというところに一つのカタルシス、満足感、充実感があると思うのです。(つまらない作品では駄目ですが・・)
でも逆に、もし自分には合わなかったとしても、そのくらいの短さなら「時間と金を返せ!」ということにもならないのでは・・・・・。



ーーー「料理人」を読んで、あまりにもったいない!と思ったもんだから、ついこんな事まで考えてしまいました。
by mieru1 | 2011-11-20 19:47 | いろんな感想 | Trackback | Comments(0)

苦しい・・・

本当なら昨日中にネームが出来上がっているはずの遺伝子マンガ。
出だしがものすごく快調にできたものだから、そのままのペースですぐに上がると思っていたら
途中でつまづいてしまいました・・・

一方的な説明になって、(説明文を端的にまとめるのも一苦労)トントンとリズム良いネームになりません。
こういう時のネームって絶対に後で読み返しても面白くない。
だって描いてる本人が行き詰まっちゃって面白さに自信がないんだもの。
あああ〜〜〜、困った。

いい加減「ちゃぐりん」の仕事も進めないと締め切りまでの時間がドンドン無くなっていきピンチです。

今週はどのスケジュールもキツく、このままズルズル引っぱっていては共倒れになりかねません。
かといって泣き言を書いていても解決する訳もないし前を向いて進んでいくしかない。

早く、早くネームを完成させねば。
今はそれだけ。
by mieru1 | 2011-10-24 14:04 | 仕事 | Trackback | Comments(2)

学習漫画を描くこと

最近、ネームを切っていて思うのが「この程度の学力のワタシが子供達に学習的指導をしていいのか?」ということ。
学生時代、決して勉強ができるタイプではなかった。
はっきりいってワタシの学力最高だったのは高校受験まで!!(力説してどうする)
しかも都民だったので勉強していたのは3教科だけ!(だから社会科苦手)

そんなこんなで学習テーマを与えられ、ゼロから勉強するのですが
つまりそれはワタシが理解して「こうだ」と思ったことを漫画にして伝えていることになるのですよね。
もしもワタシの解釈が間違っていたらそれは読者に誤った知識を教えることになります。

まぁそんな間違いがないようにと監修の先生がついているのですが
それでもやっぱり責任のほとんどはワタシにある訳で、それを思うと「この程度の学力の自分に相応しいのだろうか?」と不安になってきます。


まぁどんなテーマもいくつも読めばそのポイントもわかってくるし、構成も出来てくるんですが
(ワタシの場合、依頼時にもらうのは資料と、今回の学習テーマの狙い、入れるべきポイントが主です。
伝記漫画は純粋に資料だけ。
もちろん資料が足りなければネットや図書館で調べます。今はネットで最新情報が得られるので本当にありがたい。)
ただ説明するだけの漫画では学習漫画の意味がありません。
どうやって子供にわかりやすく、興味を持って読んでもらえるかも同時に考えていかなければいけません。
参考にするにも「学習漫画の描き方」や「学習漫画家の自伝」みたいな文献もありません・・・・

そこで大好きな絵本作家のかこさとし先生の「絵本への道」を引っぱり出して読みました。
ワタシはかこさとしといえば「だるまちゃん」シリーズよりも「科学絵本」作家のかこさとしを真っ先に思い起こします。
ずっと買ったままたいして読んでいなかったのです。
でも今回は必要に迫られていますので、先生のお話一つ一つが身に迫ってきます。
大事な箇所にはボールペンで線を引きます。(斉藤孝の3色ボールペン方式を実践してます。後で読み返す時便利です。)


いろいろヒントになること、背中を押してもらえる文章に出会えました。

科学の周辺や理科らしきことへの「うるおい」でなく「科学そのものの美しさ」をうたい上げるべきです。


本筋からそれた面白さは余分なもの。ひみつを解明して知る面白さそのもの、そのひみつ自体が何よりも感動であることが心に残りました。
(例えば身体の神秘には美しさや感動がある。これは優れた芸術や文学と同質の感動である。)

そして上っ面ではなく、根底を伝えて欲しいことなど。

うん、根底は哲学を勉強していたからそこを掴むのは割と得意だぞ。(多分)


ーーーーということで、かこさとし先生の本を読んで「今度はこうやっていこう」というヒントが見えてきました。

今回の遺伝子の話は構成よりも先にキャラクターが頭の中で展開してくれているので、何とかキャラとテーマを絡ませて面白おかしく遺伝子について理解してもらえたらいいな、と思います。
多分ネームを描き始めると早いんじゃないかな・・・・

明日中には仕上げないとピンチです。
きっと何とかなる!!と信じて。
by mieru1 | 2011-10-22 19:37 | 仕事 | Trackback | Comments(0)

人骨模型っていいね!

最近はもう一つのブログばかり更新していてこちらが放置状態になっていました・・・
別にしたことで毒が吐きやすくなったもので。(笑)
漫画家ブログはどうなった?(汗)


そういえばデッサンを独学でやっていて、ミクロマンという上質なモデル人形を得てからというもの、早数年。
美術書で解剖図や骨格の図を見るも、やっぱり実際に立体で確認したい気持ちがありました。
かといって人骨模型なんて高くて手が出せないし、置き場もないし・・・と思っていたらちょうどリーズナブルで程よい大きさの物を発見。
早速ネット注文して届きました。(先月の事)
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子供用の教材らしく、
高さは約18センチ。
気になるお値段は2100円!財布に優しい模型です。


嬉しいのですが、値段相応?でものすごく華奢。丁寧に扱わないとすぐに壊れること間違い無し!
ガサツな人は買ってはいけません。
関節は曲がるけれどポーズはとれず。
でもって精密さはどうなのか?と思うとワタシの骨ホネマンは画像と違って肋骨と骨盤の間が狭い!
かといって分離させたら絶対に壊れる!という代物。

デッサンモデルとしてはどうなんでしょう?という出来ではありますが
その辺は矯正しながらデッサンを始めるとこれがもう楽しくって!
特に今までよくわからなかった骨盤、鎖骨と肩甲骨と肩の関係は、美術解剖図を見てもある一定の角度しか描いてないので、その他の角度では頭の中で上手く立体化できないのが一目瞭然(当たり前)、今までよくわからなかった所が見れたということに長年の胸のつかえが下りるというか、発見の喜びを感じました。

様々な角度から「確認」して「納得」できるのが嬉しい。
今まで平面でしか確認できなかったことが、こんなに簡単に確認できて、より鮮明に納得できるのが嬉しいんです。

そして骨格を描いてから肉付けをする作業がこれまた面白い!
人体のデッサンをするなら骨格から始めるべきだよ!と勝手に思いました。

でも画材店って石膏像やデッサン人形は置いてあるけど骨格の模型って無いですよね。
ーーということは美術の勉強で使う事は無いということか・・・・orz


でも骨格を把握した前と後では自分の中でも絵を描くことに変化がありました。

1、前よりも人体を立体的に頭の中でイメージできるようになった。
今まで身体の表面からイメージしていた物が骨に結び着いてイメージ化がしやすくなった。

2、どうしても理屈で描いていた部分が立体で確認できることで全体のバランスが取りやすくなった。
→理屈でイメージするとどうしても木を見て森を見ず、の絵になってしまい全体のバランスが狂うのです。
シルエットで描くのとまた違う。先に骨組みをイメージできることで頭の中で迷わずに済みます。

今までは粘度で人間を作っていたけど(力の入れ方次第で変形してしまう。つまり骨無し人間だった。)
それが骨という芯を入れて粘度で造形している感じに近いです。


やっぱり絵の勉強は実物を見てするのが一番早い、と思いました。
(自分の絵の駄目さに気がついて修正し始めたのが2004年。もうこんなに月日が経っていたのかと・・・
でも最近は絵を立体で捉えられるようになりました。少しずつ自分が目指す絵に近づいている手応えはあります。が、思うように描けず進歩の無さを感じることもしばしばです。特に背景。)


とにかく言いたいことは、人体デッサンの練習に骨格模型も役に立つよ!と伝えたかっただけでした・・・・
by mieru1 | 2011-03-06 00:28 | 漫画を描くこと | Trackback | Comments(2)

知識ではなく知恵が好き

ネームを送ってから返事が来るまで祝日を挟んでしまったので今日返事が来る予定。
しかし時間に間に合わせるためギリギリで描いたネームは自分では不出来の部類に入ると感じていたので
休み期間中に寝かせて書き直すことにしてあった。こんなのを発表したら いたたまれない。
時間がある限り粘るのだ。


資料を読んですぐにネームに移行すると頭の中が整理されていないので、どうしても説明調になってしまい
盛り込まなければいけない内容が優先して、ネームとしては良い出来にならない気がする。
本を読んで1〜2日頭の中で整理して、ネームの第一稿も同じくらいの期間寝かすと冷静になれる気がする。
(そうは言ってもいつも時間が無い)

今回はネームの時には読めなかった「プーチンと柔道の心」を読む。
これが正解でした。
日本人から見た柔道ではなく、ロシア人(プーチンとその師匠)から見た柔道をまとめてあるので
日本柔道の良さが際立って見える。と同時に頭の中も整理された。
多角的に物を見る大切さ。他の国から見た評価というのも客観的に判断するのにもってこいでした。
自国から見るとどうしても蛸壺化してしまうから。

嘉納治五郎の一生を追うだけでなく、あくまで柔道を中心に再構成。
本を読んで嘉納治五郎は「柔道を作った人というよりも教育者の面が強いのかな。」と思っていたのですが
やっぱり「柔道あっての」教育者である訳ですし。
日本で滅びかけた柔術が柔道に生まれ変わってやがて世界に広がりオリンピック種目にまで成長するのもドラマチックだし。
平成24年度から中学で武道(柔道、剣道、相撲)の授業が必修になるというのもあって
改めて子供達にこれから習う柔道の歴史と精神性を紹介する内容になったかな、と思います。(もちろん嘉納治五郎を通して)

それにしてもプーチンさんのお師匠のインタビューはいいこと言いまくりなので思わずコピーして保存しました。
人柄も素敵。こういう人になりたいものだ。(笑)

昔からですが、「体験を通して出て来る人生哲学」みたいな含蓄のある言葉って好きなんですよ。
職人さんとか、スポーツマンとか、苦労した中で生まれる気付きの言葉にとても引きつけられます。
「知識ではなく知恵」。
知識は時代が進むと中身が変化することがあるけれど、
体験を通して悟ることは時間に影響されない重みがあります。
だいたいどの時代でも偉い人達は根本的に同じ事を言っているからね。
どんなことにも影響されない「普遍」さが好きなんです。流行はどうでも良いほう。

アントニオ猪木は好きじゃないけど、彼の語録は結構好き。
梶原一騎の漫画も一騎先生の人生から生まれたんだな、と思う言葉が熱くて心を打ちます。力強い。
でも今流行りの漫画の名台詞みたいのは頭で考えたものくさくて好きではありません。嘘くさい。
自分が年をとったせいかどうも青臭く感じちゃっていけませんね。

「僕らには無限の可能性があるんだ!」とか中身の無いことを言われると
「可能性なんてものは努力しなくちゃ生まれないんだよ!」とか突っ込みたくなっちゃってね。(ババくさ)
そのせいか最近は漫画よりもドキュメントとかノンフィクションの本やテレビばかり選んでしまいますね。(見る暇ないけど)
そういった意味でも今やってる伝記漫画シリーズは色々な人を知る機会に恵まれていてやりがいがあります。
実際、事実は小説より奇なり、で頭で想像するより現実の方が上回ることもある訳で。

そういうことをいつか自分のオリジナル漫画で反映できればいいなーー、と思っています。
by mieru1 | 2010-11-24 22:55 | 仕事 | Trackback | Comments(4)

あともう少し

今日締め切りの保健漫画もあと6ページ処理を残すのみ。   はぁはあ。
表紙も続行すれば今日中に上がりそうです。
信じられない事に始めに言われた締め切りで間に合いそうです。
おかげで次の締め切りに時間が取れそうです。ーーーといっても次は火曜日、カラー原稿と色紙ですが・・・(大変)
なんか集中しすぎて吐きそう。
今の集中力なら白鵬にも勝てそうだ。(嘘)

今回は旦那がホワイト、トーン処理を手伝ってくれたので独りでやるより一日半は早く進んでいると思う。これ、すごく楽。(気持ちと疲労度が)
ただ、これから画像統合して送ろうか、と見直したとき髪の毛の処理(筆でツヤベタ)があまりに
汚らしくて、これだけで絵の質が落ちてしまうと思ったのでやり直し。(涙)
これが予想外に時間がかかってしまって余計な気力を使ってしまった。
でも人に手伝ってもらえるって、まるで杖のような感じですね。正に手助け。
最終段階手伝ってもらうことで体力を温存できるし、時間的にゆとりができます。結果気持ちにゆとりが生まれます。(だからツヤベタを修正できる)

自分は漫画の原稿作業ではホワイト、ベタまでは大好きなんですが、その後の仕上げ(トーン処理)が嫌いで段々テンション下がってくるんですよね。
この仕上げに漫画の見栄えがかかっているから余計重圧になるというか。
で、この大事な局面で良い物を仕上げる、というよりも気持ちは「とにかく時間内に仕上げねば!」という方に重点がいっちゃって余裕がなくなります。

あと、やっぱりこの仕上げ段階に対しての勉強不足を今回ひしひしと感じました。
もっと他の漫画を読んで効果的な処理方法を考えねば。
ーーーと作業中に反省会が始まる自分って・・・試合中に反省してるのと同じですね。本末転倒。
でもこういう反省も、漫画を描き続けていないと気がつかない部分でもあります。
今回は何故か脳内で上村松園先生があれこれワタシに指導してくださるので余計に反省会が始まるのかもしれません。
何で松園?なのかは謎ですが、来月は宮尾登美子の「序の舞」を読んでみようと思います。

さっ、もう一踏ん張り。
by mieru1 | 2010-11-11 12:52 | 仕事

うずうず

今日から有象無象の男子高校生を下書き&ペン入れ。
ラグビー部員なんだけど、自分の描きたいように描くと後で絶対後悔することになるので
ネットでモデルになるような画像を探してスケッチ。
そうかそうか、こういう体型、ジャージのしわの入り方なのか、とインプット。
で、実際に紙に描き始めると想像で描いているよりもずっとらしく見える。
こういうひと手間、下ごしらえが絵を描く上で大切なんだね。
今までずっと我流で時間がないと記憶で描いてしまうことがほとんどだったので、後から見てがっくりしてばかりだった。

で、上手く気持ちも乗れるともう描きたくて描きたくてウズウズする状態になる。
アドレナリンでも出てるようなハイな状態。
楽しすぎる。

ペン入れも気がつくと線が太くなってくるので、それも自制しなければ。
とにかく散々印刷物を見て凹んでいるので、いつものように描けば失敗する、というのが今回はよくわかる。
好きなように描いていてはダメなんだとつくづく思う。
下書きも自分で見て何か変(デッサン、構図、表情など)と思ったら描き直す。
そうすると良くなる。
もっと見栄えを気にしないと。
今回の原稿作業は「こっちへ行くと失敗するぞ。」と予測しながら描いてる感じ。
上手くイメージする方向へ行けるといいんだけど。

ーーーーそれにしても男子高校生って可愛いなぁ。(家にもいるけど)
身体の線もしなやかで、まだ華奢なのね。
ごつくて太ってる子もまだ柔らかさというか完成前の脆さをまとっているような感じ。
表情もまだあどけなさが残ってるのね。

自分の描きたいように描いてたら「どこのオッサンですか?」という顔と身体になっていたので前もって見といて良かった。あぶないあぶない・・・・
by mieru1 | 2010-11-07 15:30 | 仕事

やっとノって来た

保健漫画の返事が遅れているのが福に転じて?締め切りがちょびっと延びました。
二本ある漫画の仕上げも旦那が手伝ってくれるということで、ちょっと気が緩んでしまいました。

保健漫画も久しぶりに自由なキャラ設定が出来るのでワクワクしていたのに
気持ちばっかり急いちゃって思ったように描けなく足踏み状態。空回りしてます。
それに先ほどの気の緩みから上手く集中できなかったんですが、じわじわと時間が少なくなってきたこと、
やっとキャラが手に馴染んできたのとで、エンジンかかってきました。
まだまだ下書きは終わらないし見通しが立たない状況だけど、目標を月曜日までにペン入れとスキャン完了としたので、それに合わせて調整していこう。
でもそれが終わったらすぐに次の原稿アップとちゃぐりんのネームだ・・・。
ちゃぐりんのネームを出すまではとにかく息が抜けません。
あとはちゃぐりんの原稿に集中すればいいだけなので。

今年になってペン入れはGペンからカブラペンにしたんだけど、今回の漫画は久しぶりにGペンに戻してみます。
以前は太い線に拘っていたけど、案外そういった個人的些末な拘りが変化を阻んでいる気がします。
どうしてもGペンを握ると力が入っちゃうんだけど、もっとペン先をコントロールしないと。
どんなふうに変わるか楽しみですが、きっといつもと変わらないんだろうな〜〜〜。
で、印刷物を見て自信を失うと・・・・


はっ!イカンイカン!戦う前から負けを考えるバカになってしまった。
そうならないように自分なりに対策を立てなくちゃです。
by mieru1 | 2010-11-05 21:09 | 仕事