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ココ・シャネル

今、次号「ちゃぐりん」の仕事の真っ最中。
取り上げる人物はココ・シャネル。
その他にも来月中旬までの学習漫画の単行本の仕事があり(こちらは旦那と合作)
その間、次男坊の高校受験、合格発表、総会へ向けての役員会、地元の集会のお手伝いともう泣きたくなるようなスケジュールです・・・

ここへ越して来て役員をやらない年のほうが圧倒的に少ないんですが
ここでは女は「仕事・家事・役員」と男の3倍は働いているんですねぇ。
もっとヨメを大切にせんかぁ〜〜〜〜!!
「父兄会」という言葉にいつも苛立つワタシです。(どこに「父」と「兄」がいるんじゃい!と)

ーーーと、いうわけでココ・シャネルなんですが
ワタシ、ブランド物って全然興味なくって(買う予算がない、着る機会がない=無駄な物。
なんたってヴィトンのモノグラムが家紋が並んでいるみたいでダサく感じてしまうようなセンスの持ち主なんで・・・・汗)
今回の人物はどうかな〜〜〜、と思っていたんですよ。

がっ!
シャネルったら現代の働く女性のシンボルみたいな人だったんですね!
そして服のデザインコンセプトがまた共感できました。
「女性が動きやすく(活動しやすく)、機能的でシンプル、かつ女性の美しさを引き出す実用品」

当時の女性服は男性デザイナーが作ったもので
あの「コルセット」など、女性の美(といっても肉体の美)を強調するための物でした。
実際着ている人間にしてみれば苦しい、重い、一人で自由に動けない、という
女性から「自由」を奪う象徴みたいな服だったんですね。
中国のてん足みたいに。

そこから女性の視点からこのような服をデザインして女性から支持されるようになったわけです。

シャネルの性格はすごくハッキリしていて、これまた描きやすいキャラクター。
誇り高く、自立していて、自由が好き。反逆精神が強くエネルギッシュ。
そして仕事人間。 いわゆる「可愛げのない女」。
でも一流の男達からモテモテ。
こういう人だから、新しいファッションを切り開いていけたんでしょうね。
そしてつき合った男性から新しいファッションのアイデアを吸収して自分の物にする。
もう、「シャネル」という人物の中に「デキる女」の全てが詰まっている感じ。
男社会の常識から真っ向対立していくところは同性として小気味よいです。

「いのちの歴史」の連載も4年目に入りますが
やっぱり自分が描いていて一番燃えるのが、シャネルのような今までの常識という壁を打ち破っていく女性を描いている時ですね。
荻野吟子、人見絹枝、マザー・テレサ、ナイチンゲール。
特に最初の2人は同じ日本人として本当に描いていて力が入りましたね。
「女性の行く道は全て袋小路」ーーーーなんて悲しい時代でしょう。

まさかの相撲の話に続く
by mieru1 | 2008-02-24 02:06 | 仕事 | Trackback | Comments(6)

このパッケージはいかがなものか?

最近、仕事のせいか季節のせいか歳のせいだか知りませんが右手首が痛い。
俗にいう腱鞘炎ってヤツか?
高校生の時、腕を前に伸ばしてバットを持って90度から0度へ下ろすことを
繰り返すリストを鍛えるトレーニングをしていたのに・・・もう関係ないか。

ということで本格的に痛くなる前に温シップを買って来ました。
マツキヨお薦めの一番値段が安い商品です。
お得な商品を買うのは主婦なら当たり前ですね!

がっ!
このパッケージに少々引きました。
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何かもう、日本人のデザインじゃないね、という気がします・・・・
すごく目立つから商品としては「勝ち」なのか?

で、家の冷蔵庫に入っているアレを連想してしまいました。
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この餃子の「ニラ餃子」とかいうのが色的に似ていたと思います・・・

この温シップを冷蔵庫に保管してると
誰かが間違えてフライパンで温めてしまうかもしれない・・・
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やっぱり薬関係はそれらしいパッケージがいいと思います。
こんなチラシみたいなデザイン、嫌だなぁ・・・・
by mieru1 | 2008-02-18 23:57 | いろんな感想 | Trackback | Comments(2)

THE POLICE ライブ行って来ました

1984年に活動を停止していたポリスのライブに行って来ました。
途中再結成してシングルを出したので、それから21年が経っています。
行くか行くまいか悩んだ末、今後観れることはまず、ありえないのと
絶滅寸前の動物を観るような心境でチケットを取りました。
あと、しいていえば「忘れ物を取りに」行く気持ちでしょうか?
行く前から「面倒くさいな〜〜。帰る時に風邪ひかないといいな。」というちっとも盛り上がっていない自分がいた。
後楽園に着いてもちっとも高揚しない。マズいな〜〜〜。
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自分の座席は1階1塁側でしたが、まぁ思っていたよりもいい席でした。
心配していたネットも外されていたし。
でも丁度右側のスクリーンに大きなハシゴがあって邪魔でした。それさえなければ・・・

前座はスティングの息子のバンドでしたが、噂通り、声質がそっくり!
高音の伸びのあるトーンが若き頃のスティングで、彼は2代目スティングを襲名して
ポリスの曲をやったり、父とデュエットしたほうが売れるのでは?なんて思ったりして。
曲はどれも聞いていて耳当たりのいいものばかりでしたが、何分初めて聞く曲なのでイマイチ・・・乗れませんでした。

そして真打ち登場!
前座が父の若い頃によく似ている、なんて気持ちが微塵に散るほど貫禄が違いました!
横綱と幕下力士の違いくらい。
スティングは声が荒れているのか心持ち野太い声だったな。
でも今まで聞いた中で(といっても3回目だが)一番声量は出ていたと思う。
高音はあまり出さなかったみたいだが。
アンディのギターを弾く姿は本当に気持ちよさそう。
「オメガマン」が聞きたかった・・・
スチュワートのドラミングも相変わらず力強く
ボーカル、ギター、ドラムとそれぞれの個性が際立っているのが凄い。
そしてこれだけのライブを3人で成り立たせているところがまた凄い。
スモークを焚いたりとか派手な演出は一切なし。 シンプルに演奏していきます。

ライブ良かった!という人は読まないでね
by mieru1 | 2008-02-15 12:58 | いろんな感想 | Trackback | Comments(2)

合格祈願商品

私立校の試験が終わったせいか、スーパーの店頭からこの手の商品は消え去り今はお雛様商品が並ぶ。
スーパーも忙しい喃。

我が家にも高校受験を控える息子がいます。
別にこういった商品にすがるつもりもないのですが、同じお菓子を買うなら
こっちの方が息子にハッパをかける意味でもいいのかな?と。
でも、こういう商品って、どちらかというと受験する当人よりも
買い物をする主婦がターゲットですよね・・・・
↓これとか・・・・
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何でこれが合格祈願の商品なのかわからん。
「アタック」がそうなのか?
「すっぱい」はどう考えても「失敗」しか連想できないよ?
もしかして「ハイチュウ」で「入る中学」?

そ、そしてこんな無駄遣いまで!(類似品の50円も高い!バカだね、ワタシ)
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冷蔵庫を開けるたびに猪木の姿が目に入って鬱陶しい。
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蓋には「闘魂」の二文字が。

猪木を片付けるべく勉強に今一つ身が入らない息子に闘魂を注入させました。
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オラ〜〜〜!これでヤル気を出せよ。
猪木様の御利益はあるのだろうか?
通常の50円割高なんだから猪木の闘魂をちゃんと、この商品に注入してあるよね?んなわけない。
ーーーはて。「猪木」で何か忘れていることがあるような・・・?
必死にその記憶を辿ります。



!!
い、 いかん! 
それを飲んだらいか〜〜〜ん!!
それを飲んだら

バカになる!!

その後息子は闘魂注入されて勉強しまくったかって?
子供部屋でくつろいでいつの間にか寝ていましたYO!!
おまえが公立校へ合格してくれないと一家路頭に迷うと言ってるのがわからんのか!
アホんだら!!

by mieru1 | 2008-02-11 02:06 | 雑記 | Trackback | Comments(13)

「ちゃぐりん いのちの歴史」

「ちゃぐりん」での伝記漫画は毎度大変な頭脳労働と作画で心身共に疲れる仕事ですが
とてもやりがいのある仕事です。

元々人間をテーマにした漫画や人生論などが好きなこともあって
毎月取り上げられる人物を掘り下げる作業は結構趣味と実益を兼ねているかもしれません。
その人の歴史を10ページにまとめる作業が一番悩ましいのですが
何故その人がこういう行動をとったのか、その性格、とりまく環境、動機を探り、その人の謎が解ける瞬間がまた楽しいのです。
そうするとネームの台詞も、この人ならきっとこういう気持ちでこういう台詞を言っただろうな、と自分の想像で書けて文字ばかりの漫画になりがちなネームに少し血が通う気がします。(自分の漫画のキャラになったな、と思います)
クライマックスに向け伏線を張り、徐々に盛り上がるようにストーリーを組み立てて行きます。(選ぶエピソードも必要最低限のポイントだけに絞ります。アソビのコマは無いのです)

今回入稿した西郷隆盛は、このくらいの資料を活用しました。
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10ページの子供向けの学習漫画なので、あまり沢山資料を読んでもいけません。
あまりに細かい所まで詳しくなってしまうと、「あれもこれも入れなくちゃ。」ということになり、すっきりまとめる頭でなくなってしまうからです。

写真の資料が沢山載っていると参考になるので、なるべくそういう本を借りてきます。
日本史関係は小学館の歴史学習漫画が一番資料として参考になります。
内容のほうは、これまた子供向けなので、子供の本のコーナーから主に借り
難しい歴史背景の勉強は、これも子供向けの参考書や息子が小学校で使っていた資料を活用します。
(あまり詳しいことを書いても子供には理解できないので、内容もシンプルに
噛み砕いて描かねばなりません。)

資料は主に図書館で借り、編集部さんからも送られてくるので助かります。
本当は読みながら大切な所に斉藤孝氏が提案する3色ボールペンでラインを引きたいところですが、付箋をボールペン代わりにして読みます。
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ネームが完成すると重い荷物を下ろしたような気持ちになります。
そして下書きをおよそ2日間で終わらせるのですが、だいたい絵を描き始めると
必ずといっていいほど、その漫画のキャラが夢に出て来ます。(夢の中でも仕事しているんです・・・やだなぁ)

だいたい下書きからデータ完成まで5日がギリギリのライン。
本当はもう1〜2日あるとすごくいいんだけど、毎度そう思いつつ・・・・上手くいきません。

毎月大変大変と思いつつ、これまで何とか乗り越えたことが自信につながります。
作品の出来は取り上げる人物にもよって様々です。

毎月この仕事に取りかかる時は他の仕事と比べてかなり気持ちにプレッシャーを感じますが、先に述べたように一人の人物とじっくり向き合って一つの物語にすることに
とてもやりがいを感じます。

そしてそういう仕事が連載という形でもらえるというのは
本当に珍しいことだし、(まず載る場所がない)
このお仕事をくださっている
「ちゃぐりん」編集部さんには本当に感謝感謝の気持ちでいっぱいです。
by mieru1 | 2008-02-07 01:37 | 仕事 | Trackback | Comments(0)

神楽坂

昨日はいつもお世話になっている「ちゃぐりん」編集部さんへ挨拶に行って来ました。
場所は学生時代に通った飯田橋。
今じゃすっかり変わりはて、地下鉄出口から地上に出ると、一瞬どこにいるのかわからなくなります。

編集部の方達の御好意でランチ(イタリアン)を御馳走になってきました。
普段こういったオシャレなお店に行かないので、とっても嬉しかったです〜〜〜〜。(涙)
我が家で外食といえば「ラーメン屋」「爆弾ハンバーグ」「がってん寿司」ですから・・・・・_| ̄|○
美味しかったです。どうも御馳走様でした!

夜は中学PTAの集まりがあるので、長居もできなかったんですが
帰りがてら、よく通った神楽坂を通ってみました。

このブログに来ている人はほとんど知り合いじゃないかと思うのですが
その知り合いも神楽坂周辺に関わった人が多いので皆さんに報告がてら
新しいデジカメで撮った画像をアップしてみます。

まずは坂の下から見た所。
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坂の中腹から見下ろした所。
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そして祖母がその昔買い物をした瀬戸物屋さんがまだありました。
(祖父はパチンコ「マリ−」の常連さん)
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ここで瀬戸物でできた枕や味噌汁のお椀(瀬戸物)を買ったと聞きました。
瀬戸物でできた枕は小さい頃頭を乗せてみましたが、痛いばかりでどこがいいのか
わかりませんでしたが、冷たくて気持ちいいそうです。

そして一番の目的だった喫茶店「巴有吾有(パウワウ)」。
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2006年末に理科大の用地買収のために閉店になってしまいましたが
これを見た瞬間、「閉店」というより「閉門」と感じてしまった私は時代小説の読み過ぎですね・・・

編集者のTさんに学生時代毎日のようにここに通っていました、と言ったら
「あのお店は学生さんが行くような所じゃないでしょう。」と言われ
やっぱりそういうお店だったのね・・・と思いました。

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by mieru1 | 2008-02-06 00:51 | なつかし話 | Trackback | Comments(4)

作家の正体を探るのはヤボ

創作者が表に出ると作品のイメージが壊れるので漫画家も顔を出すな、などと言われます。
そういえば大昔、桑田佳祐が「顔と声が一致しない人」というのに
クリストファー・クロスと小林克也を上げていましたが、それも似たようなものでしょうか?
気持ちはわかるが勝手に妄想を膨らましている方がいけないんではないだろうか・・・?
と思っている時期がワタシにもありました。

去年、新聞の読書案内で薦められていた時代小説の中で
藤沢周平の他に乙川優三郎の「武家用心集」というのがありました。

「橋ものがたり」の次に読んだ時代小説がこの作品でした。
川本三郎氏のお薦めである「邯鄲(かんたん)」よりも「しずれの音」と「磯波」が
印象に残りました。

市井ものと違って武家が舞台のせいか、「橋ものがたり」に比べると堅苦しい感じがしましたが
「しずれの音」は嫁の母を巡る老人介護の問題で現代に通じるようなお話でしたが、
この嫁の心理描写がとてもリアル。
「きっと作者も介護経験があるに違いない!」と思わせるほど。

「磯波」のほうは一人の男性を巡る姉妹の相克で、これまた妹の姉に対しての
敵対心とか女の嫌らしさがよく描写されていて、読みすすめるうちに
「これ作者は絶対に女だ。名前は男性名だけど本当は女だろう。それでなきゃ女脳の人だ!」
と思って後ろにある解説でどんな人物か探ってみました。


「『一九五三年、東京生まれ。千葉県立国府台高校卒業後、国内外のホテル勤務を経て、著述活動に入る。』
情報が氾濫している現代社会にも拘わらず、この程度しか、乙川優三郎の経歴は判明していない。
本名か筆名かもわからない。」(島内景二・解説)


ーーーややや、やっぱり!
男か女かわからないのね!
漫画家でも異性名をペンネームにする人が多いし。
名前の中に女性を思わせる「乙」と「優」が入っているのもさりげなく女と言っているように感じる。
「邯鄲(かんたん)」の決闘シーンがしょぼかったのも、そう思わせるポイントになりました。

ーーーというわけで私の中の「乙川優三郎」は「高村薫」女史のイメージになりました。
彼女も独りで老人介護していたというし。
(高村作品は未読ですが、彼女のイメージからインテリで硬くて女くさくない物語を書くんじゃないか、とこれまた想像なんですが・・・)
唯一男を感じさせるのはその文体でしたが、女でも男っぽい文章を書く人はいるわけで。

こうして自分の推理に独り悦に入っていました。
我ながら鋭い観察眼だと。

ーーーはい、ここまで読めばもう落ちはおわかりですね?

先日本屋へ行ったら乙川氏の文庫本の新刊のお知らせが目に入ったのですよ。
おお、と手に取ってみましたね。
で、表紙をめくるとそこに作者紹介が載ってるじゃないですか。
ショックでしたよ。ええ。

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by mieru1 | 2008-02-01 20:51 | いろんな感想 | Trackback | Comments(4)