チビた鉛筆を使う研究

下書きに鉛筆を使うようになって一番困るのが、すぐに芯が丸くなってしまうこと。
大きめの絵を描いている分にはいいんだけど、細かい物を描く時など、すぐに次の鉛筆に換えなければならない。

当然鉛筆の短くなる速度も速いので、鉛筆ホルダーが必要になります。
(ちょいと短くなったら捨てるという考えは一切ございません。)
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まぁ、これが一般的な鉛筆ホルダーですが、忙しい時厄介なのが、丸まった鉛筆を取り出すためにホルダーを緩める→丸くなった鉛筆を抜く→とがった鉛筆を挿す→ホルダーを締める の一連の動作。

この鉛筆を差し替えることによって作業が中断されてリズムが途切れるのがイヤであらかじめ3本のホルダーに挿しておくんですが、すぐに全部交換しなくちゃなりません。
子供の時から鉛筆キャップのクロームサヤの長いバージョンがあったら便利なのに、と思い続けていました。何でどこのメーカーも作ってくれないのでしょうか?

そう思っていたら、文房店で自分が思い描いていたような鉛筆キャップが売っていました!
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しかしこの鉛筆キャップ、三角形の鉛筆しか使えません。
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「家に子どもたちが使っていたおにぎり鉛筆がまだあるからあれを使おう。」と思って使ってみるも、穴が大きすぎて使えません!(;´д`)トホホ…
さすが公文、自分のところが出す鉛筆しか使えないように設計してあります。
使えないキャップ決定。

画材店で新しいタイプの鉛筆ホルダーを発見。
輪を上下させることによって鉛筆を締めたり緩めたりできます。(ねじる動作がない)
これならいいかも、と早速購入。
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しかし問題がありました。
スケッチ等と違ってペン軸を短く持つため、鉛筆を締める場所(デコボコしている)を持たなければいけないのです。すごく気になります。
しかも鉛筆を差し込める深さが決まっているため、(18ミリ)鉛筆の長さの調整ができません。
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このくらい短くないと丁度いい長さじゃありません。
−−−−使えない鉛筆ホルダー決定でした。

そしてネットで理想の鉛筆キャップを見つけたので、今年の入学シーズン、色々な場所で探したけれど無くてガッカリしていたところ、偶然入った近所のデパートでついにご対面!
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サンスターの「つながる鉛筆キャップ」4本入り120円
ブルーとピンクの二色ありですが、この一袋だけ残っていました。ラッキー!!

早速使ってみます。
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2段重ねでこの長さ。
色々比べてみました。
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ちょいと短めはキャップ一つ、かなりチビたものは二つというように使います。

そして使った感想は。
鉛筆の差し替えも超カンタン、軽いし何の文句もございません。
ただ、これ材質がプラスチックだから劣化が心配。
いずれヒビが入っちゃうんだろうな・・・・
また今度買い占めに行こう。

さてさて、これで鉛筆の天寿をまっとうできます。

仕事前、すぐに鉛筆交換できるように大量に削ってスタンバイさせます。
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鉛筆を削ってこのように準備しているといつも連想するのが「七人の侍」で決戦前に地面に抜いた刀をぐさぐさ指して来たるべき大勢の敵軍を待つシーン。
まるで決戦に臨むようぢゃないか、と一人悦に入るのでありました。    おわり。

(しかし鉛筆ホルダーごときにこんなにムキになってブログを書いている自分って、ほんっと〜〜に暇人幸せ者だな〜〜〜〜。)
by mieru1 | 2008-10-28 00:45 | 漫画を描くこと | Comments(6)
Commented by yosi at 2008-10-28 01:22 x
金具で出来たキャップが昔ありましたね。
切込みがあって鈴のように小さな○穴で閉じたやつ。
それから削らなくていい芯を紙で巻いた鉛筆。
胴体に短い尖った鉛筆をいくつも何段も入れる鉛筆もありました。
先頭が丸くなったら出して次のがでてきます。
文具は創意工夫の玉手箱ですね。
○ーリンさんは何で丸いのも作らないのかな。
みえるさんは鉛筆派なんですね。
シャープペンシルなら研がなくてもいいと思うんですが。
Commented by おおいわ at 2008-10-28 12:19 x
あ〜、わたしもデッサンやるようになってから鉛筆使うようになった!
細かいこと描くのには合わないけどダイナミックな絵になるよね!
これ、わたしがやってることじゃなくて地元の児童館で見たんだけど、そこではいらない紙をクルクル巻いて鉛筆と同じ太さの軸を作り、チビ鉛筆のお尻にセロテープでくっつけてた。
(文章では説明しづらいが…文字通り。)
これだと削るときも握る時もふつうの鉛筆と変わらず使えて、かなり小っちゃくなるまで使えたよ!
よかったらお試しください
Commented by オレンジボーイ at 2008-10-28 19:28 x
自分もイラストの下描きをするときは、“えんぴつ”ですね。
B2くらいの、えんぴつだと力加減で「入り」と「抜き」を表現できるのでイイですね。
シャーペンだと、心が固くて、「入り」と「抜き」の表現ができなくて、何度も線をなぞったりして、使いにくいです。
マンガは70年代から80年代始めの頃の、つけペンで「入り」と「ヌキ」のメリハリの効いた線で描かれた絵が好きです。

最近のマンガは、パソコン作画のためか、「入り」と「抜き」のない単調な線画のマンガばかりで、見ていて、つまらんです…。
Commented by mieru1 at 2008-10-30 21:01
>yosiさん
金具でできたキャップ=クロームさやですね。
これの長いバージョンを作ってほしいのですが・・・100均あたりで商品化してくれないかなーーー。

確かに文房具はアイデア商品が多いですね。新商品を見て発見があると面白いです。先日はシャーペンの芯が描く時に自動的に回転して常に芯が尖っている、なんてのがありました。(0.5ミリのですが)

あと、○ーリンさんではなく、学習塾の「公文」から出ている文具でした。(直しておきました)
下書きを鉛筆でする理由はおおいわさんも書いていますが、力強い絵になる気がします。シャーペンだと、神経質な絵になりがちで・・・
そのかわりネームは0.9ミリのシャーペンを使っています。
Commented by mieru1 at 2008-10-30 21:05
>おおいわさん
鉛筆書きって描き心地がいいですよね。子供時代に戻ったみたいな。
線も柔らかくなりますし。
児童館のアイデア、そういえばクレヨンに挿しているのを見たような記憶が・・・・
手作りマイホルダー、面白いかもしれない。コート紙のチラシで作ってみようかな。
Commented by mieru1 at 2008-10-30 21:15
>オレンジボーイさん
私もメリハリの利いたペンタッチ、大好きです。書道みたいな力強さを感じます。
今はかけアミなどトーンでありますが、何でもペンで表現する技術に憧れます。なので、今でも下手なのにかけアミを描いてしまったりします・・・・

鉛筆のタッチはいい感じなのに、ペン入れしてゴムかけした後見ると鉛筆画のほうが良かったな、と思うときがありますね・・・・

細い線の漫画が主流になった背景に、下書きをトレースして清書する方法がある気がします。(アニメセル作りみたいな)
ミリペンを使ったり、道具も様々ですが、太さがないから細い線のメリハリも出ないんじゃないかと。
こぎれいなんですが、線の面白味はないでしょうね。
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