Gペン敗北宣言

普段主線を引くのに線の強弱がつけやすいGペンを愛用しているのですが。
このたびカブラペンへ移行しようかと思います。

何故にこのGペンにこだわり続けていたのかというと。

これを使いこなしてこそプロ!
と思い込んでいたわけで。

でも色んなタイプの絵柄に対応できる腕前になりませんでした。
何より丸っこい絵はこの線の強弱で丸がゆがんで見えてしまう欠点をどうしても
上手くカバーできず。 いつも「アレ〜〜〜?」な結果に。

今じゃ漫画を描く道具はマーカーなどの、つけペン以外の物や
コンピューターなど様々なものがあります。
ン十年前は「ベタ」といえば墨汁に面相筆の時代で。
原稿用紙の外枠は目打ちで8ケ所穴を開けて線を引くことをしていました。
(あっ、もちろん今は筆でベタなんか塗ってません。パソコンで処理ですYO!)

もう、変なこだわりに縛られないで、こういった便利な道具を使っていくほうが
ずっといいのではないか、とやっと諦めがつきました。
このままではGペンを極められるのがいつになるかわかったもんじゃありません。
背景だってもうミリペンでいいじゃないか、と。

元々墨と白のコントラストがある漫画の絵が好きだったので
昔の劇画みたいにペン一本で全てを表現できる高い技術力に憧れていました。
でも悲しいかな、そこまでの技術がつきません。
当分つきそうもありません。
てか、そこまで修練積んでませんし。(汗)

こういうこだわりって本人にとっては真剣で大切なものなんだけど
ハタから見てたら「はぁ?何ツマンナイことにこだわってるの?」
くらいのものなんですよね・・・・

「弘法筆を選ばず」っていうのに憧れてたんだけど
そういうこだわりはもう捨てよう。

「Gペン敗北宣言」をします。
by mieru1 | 2007-11-14 00:02 | 漫画を描くこと | Trackback | Comments(5)
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Commented by yosi at 2007-11-14 02:55 x
かぶらペンは確か手塚先生が使っていらしたペンですよね。

他の漫画家は何本ものペンを使いわけるのに手塚先生はそれ一本のみで太い線細い線自由に使いこなされていたとか。
Commented by yosi at 2007-11-14 03:00 x
面白い動画見かけました。

こちらはペンと筆の描線です。

http://jp.youtube.com/watch?v=gj9ShG7Qn1Q
Commented by mieru1 at 2007-11-15 15:29
>yosiさま
レス遅れてごめんなさい。
カブラペンを使っている漫画家さんは結構いそうです。(あまりメジャーでないけど)カブラはペン先が引っ掛からずにスルスル描けるところが自分と相性があいます。
Gペンは線を引く方向が気になってしまって。
先週グロスで買ってしまったGペンをどうしようかと悩み中。

動画、すっごく良かったです!面白い。
アメコミも筆を使って描くとは知りませんでした。
筆というと漢字の国のイメージが強くて・・・

まるで鉛筆で描くようなスピードで描いているんですね。
アシスタントなどに行った経験がないので、他の漫画家さんの描いている姿は刺激になりますね。
どうもありがとうございました!
Commented by yosi at 2007-11-15 18:01 x
私も後から気づいたんですがあの漫画家は世界的に有名なフランスの漫画家メビウスさんでした。

ですからあの技はスーパーテクニックだったんですね。

富士山さんは何冊も漫画本を出しておられるベテラン漫画家なのに非常にピュアな気持ちで仕事に打ち込んでおられるその姿がこちらに伝わってきて非常に面白いブログだと思います。返信無用です。
Commented by mieru1 at 2007-11-17 02:39
> yosiさま
メビウス、なるほど〜〜〜そうでしたか!
漫画に限らず物ができあがっていく様は見ていて面白いですよね。
この人くらいのレベルになると絵を描く動作までもが芸術的ですね。観ていて気持ちがいい。

>>ベテラン漫画家
いやぁ、年月だけがたっていて、ちっとも進歩しないところに凹む毎日ですよ。
今日よりは明日、少しでも進歩したいな、という気持ちです。
漫画を描くことが好きですから・・・。
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