昨日のブログで再確認したのですが・・・・
実は私って変人さんなんでしょうか? 普段の生活ではとても常識的にふるまっているので今まであまり考えたことがなかったけれど、しかしてその実体は??というと変人なのでは?と・・・ 今やっている宮沢賢治の伝記。 彼の童話など、あまりピンとこない私ですが、 賢治の研究本を読んでいると彼の生き方の不器用さというか、変人ぶりというか、どうにもならない生き方に心を動かされてしまいました。 なんか共感するというか、不憫になって。 彼は天才の頭脳の持ち主だと思いますが、なんとか世俗界に自分との接点を見つけようとあがいているのに空回りしている様子が見て取れてそれが不憫で。 本を読み込んだわけではありませんが、数々のエピソードを読んでいると「きっとこんな人だったんだろうな。」と目に浮かんできます。 「賢治はいつも下を見てせかせか歩く人でした。」 「一体どうしてそんな歩き方をするのでしょうか?」というのがありました。 「そんなの地面に何か面白いものが落ちていないかな?と探しながら歩いているに決まってるじゃん!」と、田舎道を歩く時同じように歩いている私は思うのでした。 「変わった石ころないかな?虫はいないかな?草の青さはどうかな?」と地面を観察しながら歩くのが趣味の一つなんですよ。多分。 賢治は当時の普通の人には理解されなかったのでしょうが、一つの理想社会を求めて行動して、あげく身体を壊してしまいますが、そんな姿が修行僧のようでもあり、思想家でもあったんだと思います。 別に「作家になりたい!」だけの人ではなかったのが意外でした。 レイチェル・カーソンを調べた時も、彼女の自然に対する姿勢と生き物に対する気持ちが自分に似ているな、と思いましたが賢治もレイチェルも自然を愛する科学者なのに対し、私にはそんな頭脳がないところが一番の違いでしょうか。 で、中途半端な変人で終わるという・・・ 嗚呼、どこかに田舎道を観察しながら歩く友はいないものかのぅ・・・
by mieru1
| 2005-08-27 00:05
| 自然・生き物
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Comments(6)
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SAY
at 2005-08-29 00:58
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いるぞな、そんな似たことやってる奴がここに。
まあね、いつもそんなことをしてるわけじゃないけど、ひまさえあればやってるぞい。 そんでもって、頭脳はないけどアンテナがあって、興味をひかれるとひょいひょいとな。 そいで、ツートントンってアンテナ通じてキャッチした電波を、拙い話しにしてブログに仕上げております。 世俗界に自分との接点を見つけようとあがいているのに空回りしている様子・・・とっても共感すると言うか、私のこころに響く表現ですなあ。 宮沢賢治は、作品しか読んでないけどそう言う人なんだ・・・。 伝記でも読んでみようかな?
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mieru1 at 2005-08-29 12:20
>SAYさん
コメントたくさんありがとうございます。 SAYさんとはネットで知り合った中で一番共通項が多いと感じます。でも荒々しいものはお好きでなさそうね。 田舎道の散歩友達。 「あれ見つけたこれ面白い!」でちっとも前に進まないかも・・・ なんたって虫を見つけるのは自分で言うのもなんですがピカ一ですから。近眼なんだけどなぁ? 賢治の伝記は是非、農協家の光出版の「ちゃぐりん」11月号で!!(笑)
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mieru1 at 2005-08-29 12:36
>つけたし
賢治の生き方、本当に空回りしているな〜〜、と可哀想になります。 岡本太郎のような超個性的な人は派手さもあって注目されるんでしょうが、とにかく賢治は当時の人には理解されにくかったでしょうね。特に生きている間に作品を理解してもらえなかったのが一番不幸な出来事でした。 それさえ認められていたらまた違う人生になったのになぁと思います。 それと、二宮金次郎と比べてあまりに身体が弱くて、金次郎さんの頑丈さが奇跡に思えました。(笑)
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ゆもえもん
at 2005-09-19 13:10
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はじめまして,松山高校野球部の快進撃をネットで検索していたら・・ここに。大学時代に少しかじった宮沢賢治のことがとりあげられていたので,書き込みしてみたくなりました。
みなさん,あまり注目していないことに,なぜ賢治は羅須地人協会をしめることになったということ,そして社会主義運動との関係です。 合法政党労農党稗貫支部の設立にたいして当時の金で50円ーこれはかなりの金額ーとビラスリに必要なガリ版印刷機を「カンパ」しています。 賢治の詩の中の一文にも 「・・君たちが労農党になって はじめて人間の生活が始まる・・」(と記憶)というのもあります。 羅須地人協会に出入りしていた農民の大半は,日本農民組合稗貫支部に加盟,その中には労農党稗貫支部に所属しているものも多数ふくまれています。 歴史的に有名な,非合法共産党や労農党への全国的な弾圧3.15 事件のあおりで,協会に出入りしていた農民たちはこれなくなり,賢治は挫折・・。法華信仰のみとりあげられる賢治ですが,社会状況には敏感であったことが伺われます。 わゆる「特高」の報告にも賢治はかなり当局からはマークされていたことも現在ではわかっています。
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mieru1 at 2005-09-19 20:32
>ゆもえもんさん
初めまして。 賢治は自分が善かれと思ったことには惜しみなく力を注ぎ皆に与えるタイプの人みたいですね。 詳しく資料を読み込んだわけではありませんが、貧しい農民の生活をよりよくするために羅須地人協会を立ち上げ、農業の学習会を開いたり文化的にも豊かな生活をおくれるようにと音楽会を開いたようでしたね。 こうした背景には自分はお金持ちの坊々であることのコンプレックスが感じられました。(汗水流して働いている農民が一番苦しい生活を強いられている) 個人ではいかんともしがたい事を賢治は果敢にも取り組んでいたようですね。そこに彼の頑固な意志を感じます。 伝記を読んでいると何もかも途中でほっぽり出してしまった人のように感じられましたが、そのような弾圧があって人が集まらなくなったのですか。私の読んだ本だとまるで賢治が目指す理想には結局農民たちには理解できなかった、みたいな寂しい書き方だったもので・・・ 確かに頭脳明晰な賢治には先見の明があったと思います。 ただ悲しいかな、やることなすこと空回りしていたみたいでそこが悲しかったです。
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mieru1 at 2005-09-19 20:33
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