人骨模型っていいね!

最近はもう一つのブログばかり更新していてこちらが放置状態になっていました・・・
別にしたことで毒が吐きやすくなったもので。(笑)
漫画家ブログはどうなった?(汗)


そういえばデッサンを独学でやっていて、ミクロマンという上質なモデル人形を得てからというもの、早数年。
美術書で解剖図や骨格の図を見るも、やっぱり実際に立体で確認したい気持ちがありました。
かといって人骨模型なんて高くて手が出せないし、置き場もないし・・・と思っていたらちょうどリーズナブルで程よい大きさの物を発見。
早速ネット注文して届きました。(先月の事)
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子供用の教材らしく、
高さは約18センチ。
気になるお値段は2100円!財布に優しい模型です。


嬉しいのですが、値段相応?でものすごく華奢。丁寧に扱わないとすぐに壊れること間違い無し!
ガサツな人は買ってはいけません。
関節は曲がるけれどポーズはとれず。
でもって精密さはどうなのか?と思うとワタシの骨ホネマンは画像と違って肋骨と骨盤の間が狭い!
かといって分離させたら絶対に壊れる!という代物。

デッサンモデルとしてはどうなんでしょう?という出来ではありますが
その辺は矯正しながらデッサンを始めるとこれがもう楽しくって!
特に今までよくわからなかった骨盤、鎖骨と肩甲骨と肩の関係は、美術解剖図を見てもある一定の角度しか描いてないので、その他の角度では頭の中で上手く立体化できないのが一目瞭然(当たり前)、今までよくわからなかった所が見れたということに長年の胸のつかえが下りるというか、発見の喜びを感じました。

様々な角度から「確認」して「納得」できるのが嬉しい。
今まで平面でしか確認できなかったことが、こんなに簡単に確認できて、より鮮明に納得できるのが嬉しいんです。

そして骨格を描いてから肉付けをする作業がこれまた面白い!
人体のデッサンをするなら骨格から始めるべきだよ!と勝手に思いました。

でも画材店って石膏像やデッサン人形は置いてあるけど骨格の模型って無いですよね。
ーーということは美術の勉強で使う事は無いということか・・・・orz


でも骨格を把握した前と後では自分の中でも絵を描くことに変化がありました。

1、前よりも人体を立体的に頭の中でイメージできるようになった。
今まで身体の表面からイメージしていた物が骨に結び着いてイメージ化がしやすくなった。

2、どうしても理屈で描いていた部分が立体で確認できることで全体のバランスが取りやすくなった。
→理屈でイメージするとどうしても木を見て森を見ず、の絵になってしまい全体のバランスが狂うのです。
シルエットで描くのとまた違う。先に骨組みをイメージできることで頭の中で迷わずに済みます。

今までは粘度で人間を作っていたけど(力の入れ方次第で変形してしまう。つまり骨無し人間だった。)
それが骨という芯を入れて粘度で造形している感じに近いです。


やっぱり絵の勉強は実物を見てするのが一番早い、と思いました。
(自分の絵の駄目さに気がついて修正し始めたのが2004年。もうこんなに月日が経っていたのかと・・・
でも最近は絵を立体で捉えられるようになりました。少しずつ自分が目指す絵に近づいている手応えはあります。が、思うように描けず進歩の無さを感じることもしばしばです。特に背景。)


とにかく言いたいことは、人体デッサンの練習に骨格模型も役に立つよ!と伝えたかっただけでした・・・・
by mieru1 | 2011-03-06 00:28 | 漫画を描くこと | Comments(2)
Commented by mick at 2011-03-07 21:57 x
好きです。骨。美しい。
本物のトカゲの骨標本持ってる。ヘビも欲しい。
人体模型もいいよね~
理科室に鎮座してて個々の部位にばらけてさ~
しかし、人生残りの時間や置き場所考えて横綱像やめたんだし。。。それにがさつな事この上無しっ
ハシビロコウ関係はどうよ?と言われるとな~(誰も言ってないし)
飼うのかな~じゃない、買うのかな~
Commented by mieru1 at 2011-03-09 14:56
>mickさん

骨を飾るのは気持ち悪いですが、自然が作った形には無駄が無く、完成された美しさがありますよね。機能美ともいうのかな。
だからワタシも自然をモチーフにしたデザインって好きです。
アクセサリーも木の実や葉をそのままデザインして作ればいいのに、とよく思います。
そういえば樹脂に閉じ込めた骨がありますよね。
あれならインテリアとしても通用しそうです。
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