先日ブログを通して知り合った、おちゃずけさんとホタルさんと初めてお会いしました。
(短い時間でしたがとっても内容の濃いお話ができて楽しかったです!) おちゃずけさんは結婚前に少女漫画系雑誌で長い間連載されていて 育児が一段落したところなので漫画界に復帰すべく努力しているのですが 中々現状は厳しい、という話をしてくださいました。 出版業界の不振で昔と違って雑誌に載るのも難しいし、かといってweb では原稿料が激安な所ばかり、色々営業しても中々仕事に結びつかない、とても職業として成り立たつものではない、という話に・・・ そして落ち着いたのは「今はwebへの移行の過渡期という大地震の最中だから、今は焦らずに地震が落ち着いた頃に動いた方がいい。そしてその間地道に漫画の力をつけておく。」というものでした。 ワタシはいわゆる普通の漫画雑誌で仕事はしていませんが、ずっとこの仕事をして自分が経験した 仕事のパターンがあります。 そして今の段階で行き着いた経験談をまとめてみたいと思います。 *だいたい40歳前後で今までの仕事が途切れる。 理由としては雑誌の休刊だったり、よくしてくれた担当さんが異動してしまう。 あるいはリニューアルと称して若い漫画家さんに仕事が行く。 漫画家にとっての定期収入とは連載にあたります。 連載以外にイレギュラーで入る仕事は臨時収入にあたります。 連載が無くなるととたんに無職=無収入になります。 もちろん失業保険など出ません。 これまでに単行本が出ている漫画家ならまだ印税に期待できますがワタシのような学習漫画家は一気に死活問題になります。 少しでも早く仕事を取らなくてはいけないのです。 もちろん欲しい仕事は定期収入になる連載ですが、この場合臨時収入のほうが仕事を取る確率が高いのは言うまでもないでしょう。 新規参入で連載を取りやすいのは、雑誌の新創刊で人数が欲しい時でしょう。 あとから連載を勝ち取るのは本当に至難の業です。 そこでまず簡単にできる営業活動として *漫画家募集のサイトで自分に合いそうな仕事にアタックする。 *漫画家登録サイトにエントリーしておく。(仕事は派生しないに等しいと思いますが応募しないというのはそれだけ仕事が来る可能性がなくなってしまうので藁をもすがる気持ちです) *自分のHPやブログを作り、作品見本を展示しておく。連絡先(メールアドレス)も書いておく。 ネットを通じて営業するとき、これがあると便利ですので自分の漫画や自分をアピールする文章も入れておくといいと思います。 お金のかからない宣伝です。 *新規開拓で雑誌に連載をすべく持ち込みに行くも持ち込み先ではまったく実績がないので今までの作品が判断基準(肩書きみたいなもの)になるが特にヒット作もないと苦しい。 今はどこも雑誌経営が難しいので新作が載るのもままならない。 とにかく担当と話し合ってその雑誌が欲しいと思う作品を面白くなるように努力する。 もちろん自分に合わない作品を要求されるようならその編集部を去る勇気も必要だと思います。 そして掲載されるまでに途方もない時間と労力を払う覚悟(もちろんノーギャラ)が必要です。 *掲載されるまであてがないので賞金稼ぎもいいかもしれません。 (もちろんその雑誌で仕事を取るのが前提) ですがこれも応募から発表、賞金が手に入るまでかなりのタイムラグがあります。(たいてい雑誌発表から1、2ヶ月後なので持ち込み後3ヶ月はかかります。) すぐに収入には結びつきません。 これは賞に限らず、本にしても雑誌にしても掲載後にギャラが支払われる仕組みなので、漫画を描き始めてから手元にお金が入るまでとても長い時間待たされます。漫画も入稿したらギャラが入ればいいのに・・・ ーーーここで漫画を描くことに挫折しそうになります。 漫画を描いていても食っていけなくなるからです。 漫画を描く時間をその他の仕事で埋めなくては日干しになります。 *広告絡みの仕事はたとえ自分でいい仕事をしたと思っても大抵一回こっきりで次々に仕事があることは無いと思えます。あったとしても忘れた頃だったりします。(収入のあてにならない) たいてい採用者であるクライアント(漫画の素人)は漫画の総合力で判断できないのでどうしても 見た目優先、流行の絵が描ける人の所に仕事が集まってしまいます。 広告業界も厳しいと聞きますのでギャラも安いし仕事もそんなに派生しなくなるのでは?と思います・・・・ *結局一番仕事がもらえる確率が高いのが今まで一緒に仕事をした人を訪ねる事になります。 相手もすでに仕事をしたことのある漫画家だったらどんな人間かわかっているし、締め切りは守るか 作品の完成度などもわかるので使う人も安心感があります。 もちろんそれまでの仕事ぶりを判断されたり、今任せられるような仕事がなくて使われないこともあります。(そううまくハマるような仕事はない) ワタシの場合は編集プロダクションさんになりますが、版元だと担当者が異動して漫画の部署にいないこともあります・・・・。 同じように確率が高いのが *知人に仕事を紹介してもらうです。 普通だったら新作を描いて面接から始まるところを顔パスしてしまうようなものです。 これは知人と自分の信頼関係でもらえる仕事なので、もしも仕事を請け負うことになったら一所懸命やらないと知人の面目、信頼(友情、それに知人と編集者との信頼関係)を失うことになってしまいます。 せっかく編集者に「この人なら大丈夫ですよ。」と知人が薦めてくれたのだから相手の顔を潰す訳にはいきません。 ーーーーこれもすぐにでも仕事がある、という状態ではないです。(当たり前ですが) 結局漫画家と言っても「人付き合い」が最後は大切になってくるなぁ、とつくづく人の力を感じます。(もちろん実力も備えていることが前提になります) そしてそう簡単に仕事が派生するものではないということです。時間がかかって当たり前の世界です。 さらに若い漫画家と比べて新鮮な感覚は否が応でも対抗できなくなっていきます。 では中堅マイナー漫画家として対抗できるものは何か? それは経験と堅実性だと思います。 斬新なものは出来なくても「この人に任せればこういう段取りでこういう作品が出来る」という仕事の流れと予測が頼む方の安心感に繋がります。堅実性、安定感ですね。(即戦力) どちらかというとゼロから作るのではなく、企画ものなどある一定の素材が用意されて任せられるということでしょうか。 料理人なら「ここにこれこれの材料があるからこんな感じの和定食を作ってくれ。」と依頼されたらそれを工夫して料理するような。 そしてもう一つ。 これだったら誰にも負けないという「強み」を持っていること。 何かに精通していたり特化した漫画家ならそこを見込まれて頼まれることもあるでしょう。 「この人でなければ描けない、できない漫画」ですね。 沢山いる漫画家の中から指名されるような強みを持っていること。 ワタシだったら「短いページ数でも伝記などの話を漫画らしくまとめる」力でしょうか。 (そういう仕事をしている漫画家が他にいないという意味で) それが他の人と区別される「武器」になります。 個性と相反することかもしれないですが、特に個性がなくとも何でもソツなくこなせる能力も 一つの武器になるかもしれません。 そういうことで中堅漫画家に求められる力とは 「この人になら安心して任せられる即戦力」と 「この人でないと描けない独自性」だとワタシは思うのです。 そして今はデータでの依頼も増えているので、データで入稿できる方が有利になると思います。 (同じ技量なら、デジタル対応している人に仕事が流れる) 漫画家にとってデジタル対応は運転免許のような「資格」になっていくでしょう。 絵だけを追い求めていると流行の絵はすぐに廃れるし、上手い人はそれこそ大勢しかも次々と出てきます。 そしてそれは他の絵の上手い漫画家でも代わりがきく仕事だったりします。 その時自分を選んでもらうには、どうしても個性や独自性といった他の人とは違う「強み」が大切になってきます。 やはり漫画の総合力(絵、ネーム力)を磨くのが生き残っていくには賢明かと思います。 本当に「漫画を描く」という技術は特殊なんです。そこをもっと沢山の人にわかってほしいです。 絵さえ良ければ面白い漫画が描ける訳じゃないです。 そしてそれをやりつつ「自分の武器を磨く」こと。 漫画の総合力から外れるかもしれませんが「締め切りを守る処理能力の早さ」「編集者とのコミュニケーション能力」も必要です。これは新人ベテラン問わず基本ですが。 あとはやはりいつも「向上心を持つ」ということでしょうか・・・ 良い作品を作ることを常に考える事、吸収すること。 若さでは対抗できなくてもそれ以外の「この人にしかできない」「この人に任せればなんとかしてくれる」という部分を強化すること。 でないとやはり落ちこぼれてしまうと思うのです・・・ この向上心は自分を守る意味(これからも漫画家でいるため)でも大切だと思っています。 自分を守るために常に何をしたらいいか考えていなくてはいけません。 結局今までの積み重ねです。怠けていたらそれ以上の力は出せないでしょう。 仕事を依頼してくれる人や読者に「感謝する気持ち」も大切です。 人は自分一人の力で生きている訳ではないのです。 仕事をくれる人、そしてそれを読んでくれる人がいるから商売が成り立つのです。 そう考えればいい加減な仕事はできなくなり、結果向上心に結びついていくはずです。 仕事をもらうのも漫画の力をつけるのも思うようにならないのが普通ですが 結局どうしたらいいのか?と考えた時、このくらいのことしか浮かびませんでした。 が、これをやったからといって確実に仕事がもらえるという保証も即効力もないところが自由業者のリスクです・・・・ とにかく仕事が途絶える時は誰にでもあるし、時間はかかるけどここを辛抱できるかできないかで 漫画家を続けていくか辞めるかの分かれ道になってしまうでしょう。 ーーー以上、自分の経験に基づく考えでした。(お恥ずかしいです。汗) こうやって書き出してみると何ら目新しいことはないですが、経験を積んでみないと気づかない部分もありました。 結局すぐ次の仕事に結びつくようなものではなく、本当に難しい問題です。 いつも明日は我が身なのでメモの意味合いでも思いつくまま挙げてみました。 いわゆる漫画雑誌で活躍されている漫画家さんと違い、学習畑で仕事をしているマイナー漫画家なので どこまで参考になるかはわかりませんが、同業者として通じる部分もあるかと思います。 そして新人漫画家さんも自分が長く漫画家でいるためにはどうしたらよいのか、考えるヒントになればと思います。 その他にもコレ!というものがありましたら是非にでもアドバイスお願いいたします。 追記して中身を充実できたらワタシも心強いので・・・・
by mieru1
| 2010-05-17 02:03
| 漫画を描くこと
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Comments(13)
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おちゃずけ
at 2010-05-17 10:39
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みえるさん、こんにちわ。
参考になるお話本当にありがとうございます。 私など、「中堅」にまったくあたらないないのに、恐縮です。 が、漫画を仕事をしていきたいものとして、この現実的なアドバイス参考になります。 (こーゆー地に足のついたお話なかなか聞けませんものね) 私などがみえるさんのお話に付け足すことは何もできませんが、 一つ強調できることがあるとすれば、マンガを長く続けていくのに必要な能力の一つにコミュニケーションの能力を上げてられるのではないでしょうか? みえるさんとお会いして、初めての私にも楽しく話をさせて下さいました。 みえるさんが絶えずお仕事の依頼を受け続けているのは この能力も大きいからではないかと感じました。 それにつけても、お話を伺うにつけ 漫画と言う職業で生活し、子育てしていくのはやはり奇跡に近い幸運と 血の滲むような弛みない努力が必要なのだと感じます。 生活することも、子どもの成長も待ったなしだし、この悪条件の中 稼ぎ続ける事は並みの事ではありませんもの・・・みえるさん、やっぱりすごいです。 私も子育てを言い訳にしないで、努力してまいります。
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mieru1 at 2010-05-18 09:02
>おちゃずけさん
今度はもっとゆっくりお話いたいですね〜。(笑) コミュニケーション能力は全ての基本ですね。 こういう当たり前のことって見過ごされがちですが、当たり前のことこそ意識しなくちゃいけないんだとつくづく思います。 編集さんと意思の疎通ができないと、そこでいろんな問題が生じてきてしまいます。 ワタシは締め切りに間に合いそうにない時、早めに申告してスケジュール調整してもらいます。 常に相手の立場を考えればお互い気持ちも楽になりますね。(気疲れするというのもありますが) 作品を作る上でも一方的でなく、ここはこういう意図でこうしていますとか、理由を説明したり、逆に要望を聞いてどんな漫画にしたいのかイメージを探ったりと会話することは作品作りに必要な作業です。 漫画は作者からの一方的なメッセージですが、これも読者に伝えるコミュニケーションの一つなんですよね。独りよがりにならないように常に読者を考えて客観的に自分の作品を見られるようになりたいものです・・・・
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ホタル
at 2010-05-23 18:24
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先日は、同席させていただき、いろんなお話が聞けて楽しかったです~。
漫画とは関係ない、パートの仕事に追われて、書き込みがすっかり遅くなりました。 ランチの席でも思いましたが、みえるさんは良識があるので、話を伺っていて、安心でした。 そして、この長文! 本業で忙しいのに、感服です。 漫画でなくても、いろんな仕事にもあてはまることですね。 私もまわりに、もっと感謝しなくては、と思う日々です。
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和田少尉
at 2010-05-24 00:37
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はじめまして!私は去年商業誌デビューし、現在WEB漫画で連載が
決まった和田と申します。 上記の文章漫画の大先輩の貴重なアドバイスとして読ませていただきとても参考になりました。 現在どういった方向性で仕事をやって行くか、不安と迷いがあったのですが、自分なりの方向性を 見つかられそうです。 実はデビューしたといっても年齢が三十歳を越えての事ですし、肝心の出版社が倒産してしまい 原稿料が未だに入って来なかったり、Web漫画の原稿料は安かったり、働いていた会社との契約 が終了し無職になったりとこの先どうしようか、不安で仕方ない日々でした。 この先輩の文章に出会えて本当に良かった。「これだったら誰にも負けないという「強み」を持っている 事」この言葉は自分の師匠も言っておりました。一番大切な事を私は忘れておりました。 私の強みは「歴史の知識とそれを漫画に出来る力」それを売りに漫画を描いていこうと思います。 本当に心から感謝いたします!貴重な意見を有り難うございました。 これからもお体にお気をつけて漫画を描いて下さい。 取りとめの無い文章で失礼いたしました。 和田少尉
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mieru1 at 2010-05-24 21:49
>ホタルさん
お仕事お疲れさま〜〜。 先日はお会いできて嬉しかったです。 ホタルさんは聞き役に回ってしまいましたが、人の話をじっくり聴いて観察眼に長けているなぁ、と感じました。 今回のエントリも、一日で書き終えた訳ではなく、二週間ほど寝かせていました。(笑) 後から付け加えたり削ったり。一応これで充分かな?と思いましたが思いのほか長文になってしまいました。(汗) >>漫画でなくても、いろんな仕事にもあてはまることですね。 そうなんですよ。結局この手の話って皆同じ所に行き着いてしまうんですよね。 創作活動は孤独な作業でかつ自分で責任を取らなくてはいけないのですが、やはり相手あっての自分なので、そういう感謝の気持ちは忘れないでいきたいものです。(他にも家族とか色々な人に支えられているんだなぁ、と思います。が、自分の負担が許容量オーバーするとすぐにこの気持ちが裏返ってしまうんですけどね。笑)
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mieru1 at 2010-05-24 22:10
>和田少尉さん
元気の出るコメント、ありがとうございます。 お役に立てたと思うと書いた甲斐があります。(´Д⊂グスン まずは連載おめでとうございます。デビューから紆余曲折、ご苦労されているんですね。ギャラが入って来ないのは本当に辛いですよね。本当に不安定な職業です。(涙) でも自分の好きな事、得意なことがハッキリしているのはそれだけで武器になっていくと思いますよ。(意外と何が描きたいのかわかっていない人が多い)自分の根っこの部分をしっかり育てて頑張ってください。 特に歴史物は知識も画力もいるのでハードルが高い分、自分のものに出来た時はそれだけ強い武器になると思います。 ただ「好きな物を好きなように描く」と独りよがりになってしまいますので、貴方が「ここが面白いんだよ!」と思うところを読者も同じように面白く感じられるように表現するのが大切だと思います。それには何故自分はそれが面白いと思うのかを分析(という大袈裟なものではないですが)しておくのも漫画の肝になると思います。(もしかすると読者と乖離している場合もあるのでそこをどうわかってもらえるか考える等。もちろん普遍的な要素もあります。) 是非皆に伝わるような面白いネームを作ってくださいね。
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at 2010-09-16 10:48
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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mieru1 at 2010-09-17 00:05
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at 2010-09-17 09:09
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mieru1 at 2010-09-17 23:52
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at 2010-12-04 15:51
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at 2013-11-20 19:25
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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mieru1 at 2013-11-20 20:37
>鍵コメさん
わざわざありがとうございます。お互い頑張りましょう!
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