ネーム制作は数学の証明だ!

今日は忙しくて金魚と亀に餌もあげてない。すまん、ペットちゃんたち。

本当はちゃぐりんの追い込みなんだけど、他の仕事のネームをやっていず、今日がネームの締め切りなので昼から取り組む。
原作付きの16ページだが、普段のネーム切りに比べれば楽勝!
もちろんそのままネームには出来ないので省略したり順番を入れ替えたりエピソードを加えたり訴えるべきものを汲み取りアレンジしてますが、ちょちょいのちょいで8時間でできました。
これというのも普段「ちゃぐりん/いのちの歴史」で鍛えているからです。
イヤ、「ちゃぐりん/いのちの歴史」に比べれば何だって楽!
その他にも3年前、「それゆけ!徹之進」で毎週6ページの読み切り漫画を創っていたことでページ数に見合うお話とページ配分を掴んだからともいえます。

「漫画のお話作りの基本は4コマ」とは昔からよく言われていますが、短篇一本を仕上げる、というのは
本当に話し作りのコツを掴む最短距離だと思います。(もちろん数をこなさなければいけません)
そのコツが掴めると話し作りというのは本当に数式を立てるのと似ているな、と実感できることと思います。
(きっとこれは作文や論文にも共通する)
答え(狙い・テーマ)に向かって材料を揃え、伏線を張り、式(ストーリー)を編んで行く。
ただ編むだけでなく、漫画的に、効果的に配置する。
方程式を組み立てたり証明することによく似ています。(ワタシの言ってる数学は高校受験レベルです。ハイ。)

お話作りの方程式が自分の中で確立できている実感があります。
これは子育てで沢山子供に絵本を読んであげたのもいい勉強になっていると思います。
ご存知の通り絵本は数十ページでお話が完結します。
そして読み聞かせボランティアで読むような十分間程度で終わるような昔話や落語、短篇もお話作りのコツを掴めると思います。(うわ、これ企業秘密!)
ですのでお話作りを覚えたい人はこういった気軽に読める短いお話を沢山読んでみることをお勧めします。

ーーー本当なら今日のネーム制作は「ちゃぐりん」のペン入れ前に済ませているところだったんだけど
気分が乗らず、切羽詰まって今日になってしまいました。

だけどやるべきことを終えてテンションが上がっています!
怒濤のペン入れ作業、再開です!!
by mieru1 | 2009-08-24 23:46 | 仕事 | Trackback | Comments(2)
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Commented by おちゃずけ at 2009-08-25 19:38 x
みえるさん、秘伝の話聞かせてくれてありがとう。
本当にありがたいです。
「そのコツが掴めると話し作りというのは本当に数式を立てるのと似ているな、と実感できる」
これは、驚きの話です。
私など到底その域に達して折らず、いつか実感できる時を夢見
制作に励んで参ります。

本当に長くコツコツと続けて来られたからこそ到達できる域ですね。
その財産は、どんな鬼才溢れる、若い作家さんたちとも
互角に争える大切なものだと思います。

私もそんな財産を日々積み重ね続けたいと思います。

本当に一度会っていろいろ教えを請いたいです。
Commented by mieru1 at 2009-08-28 00:10
>おちゃずけさん

レス遅れてすみませんでした。
やっと脱稿したところです。

漫画のジャンルにもよるからワタシの方法が全てに当てはまるとは思わないけど、「訴えたいこと、狙い、テーマ」がはっきりわかっている場合はすでに「答え」がある訳だから、その答えをどうやって読者に面白く、わかりやすく伝えるという考え方が数式を立てるのと似ていると感じます。
どうやって説得力ある答えを導き出すか、がストーリーテリングなんじゃないかと。
読み切りを得意としている人は頭の中にこの「お話創りの解き方」ができていると思う。(手塚、藤子F先生など)
ただ計算して創る話だと予想外の展開や漫画らしいお話にならないので、そこを意識しておかないといけないと思います。

よく「すぐわかる○○」なんてマニュアル本なんかあるけど、結局わかったところで実践力はないので長年の積み重ねしかないですよね。
ワタシだってまだ光が見えてきた段階ですし、次は今日よりも面白い作品を創れたら、と思い続けています。

ワタシも一度おちゃずけさんとおしゃべりしたいですよ!(本気です)
色々話が合いそうです。
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